肥満は自己責任? | 60代シニア初心者のルンルンでドタバタな日常

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50代で介護職を経験し実父と叔母の援助をしながら人生初の60代を生きています。これから『高齢者』と呼ばれるようになる私たちシニア初心者のために日常の自分を通して『シニアの心得』を発信しています。共感していただけると嬉しいです。ご一緒に歳を重ねましょう!

 『世界はなぜ地獄になるのか』橘玲著

の中に

「肥満は自己責任なのか」

という項目がある。


肥満嫌悪と

同性愛嫌悪は

両方とも

社会的嫌悪である

ということらしい。


残念なことに

私は

同性愛者の友人はいない。


しかし

昔から世の中には

同性愛者がいるということは

知っている。


太った人だって

昔からいただろう。


両方とも

遺伝子や

精神的、身体的不健康

によるもので

自己責任ではないのかもしれない。


私は

同性愛を嫌悪はしない。

(一昔前はひた隠しされていた)


だって

性的嗜好は人それぞれで、

自分の子どもであっても

カミングアウトされたら

それを受け入れる他ない。


それは

自分を大切にするということ

だと思う。


しかし

肥満はちょっと違うと思う。


流れ星


叔父が20数年前に

癌で亡くなった。


母がお見舞いから帰ってきた時

「グローブみたいな手だったのに

ガリガリに痩せていた」

と言って

肩を落としていた。


太っていた叔父が

痩せてしまった変容ぶりは

彼を愛する周りの人々を

悲しくさせた。


これは私にとって一つの

印象的な出来事にすぎない。


だからと言うわけではないが

私は太っている人が嫌いだ。


これは

単なる価値観だと思う。


太っている人が好き、

いわゆる"デブ専"

という人もいる。


「同性愛は生産性がないから禁止!」

なんていう社会的問題意識ではなく

好き嫌いの問題だ。


ロングヘアの女性より

ショートカットの女性の方が好き、

みたいな。


そもそも大企業のトップに

太った人はいない。

(ハゲはいるが)


肥満は病気のリスクが高くなる、

これは周知の事実だ。


偏見かもしれないが

太った人は自己管理ができていない→

自己責任を果たしていない→

自分を大切にできない→

他人をも大切にできない。


あー、ごめんなさいお願い


自分を大切にするということが

最大の他者貢献である

と信じている私には

こうして

他者を判断してしまう

癖がある。


多分

家族や身内に

太った人がいなかったため

先天的に刷り込まれてしまった

差別意識なのかもしれない。


人間である以上

誰の中にも

遺伝子に組み込まれたり

環境によって構築された

何らかの

差別意識があるはずだ。


虹


世の中は

確実に良くなってきている。


一昔前よりずっと自由に

誰もが隠すことなく

自分の価値観を

共有することができるようになった。


偏見を持っている方が

「こんなこと言うと叩かれるかな」と

ビクビクしている状態だ。


でも

各人が持っている差別意識は

どうすることもできない。


欧米では

歴史的、地政学的な要因だって

あるだろう。


争いながらも

妥協点を見つけながら

行きつ戻りつ、

考え続けることが大切だ。


この美しい地球が

未来永劫

平和でありますことを

お祈りしています。