私は過去に一度だけ
夫に暴力を振るったことがある。
理由は
夫が息子に暴力を振るったからだ。
息子に向いている夫の目を
他に向けるには
夫を殴るしかないと思い
グーパンチをお見舞いした。
立ち直れないほどの痛手を負わせて
願わくば
殺してやる
という深い殺意があった。
たとえ
相手が前代未聞の悪者だったとしても
その人に殺意を抱くことほど
悲しいことはない。
私は暴力を振るったことではなく
殺意を抱いたことを記憶の彼方に
葬りたいと思った。
次の日私の席のテーブルの上には
DVについてのチラシが置いてあった。
理由が何であれ
暴力を振るったこと自体は
いけないことだと思ったので
夫に謝った。
しかし
夫が子どもに謝ったことは一度もないし
子どもが夫の席に
DVのチラシを置いたこともない。
夫は息子が小学生の頃は
どこでも構わず暴力を振るった。
家族旅行に行っても
その土地その土地で
息子に暴力を振るうものだから
悪い思い出しかない。
子どもは弱い立場だ。
親が居ないと生きていけないことを
よく知っているから
謝るしかない。
お陰で息子は
すぐに「ごめんなさい」
と言える子になった。
私としてはとても違和感を感じるが
それが子どもなりの処世術だ。
夫は息子の小学校と中学校で
PTA会長をやった。
PTA会長の本性なんて
こんなものだ。
この記事は「ヘルパーおかん」さんの記事にインスパイアされて書きました。
https://ameblo.jp/sakurakappa2007/entry-12684416009.html
夫に暴力を振るった妻は私だけではない!
と安心できた記事でした。