【住職中村のつぶやき】

おかげさまで『育メン和尚の7つのお布施トレーニング ~あきらめて手放すだけで子育てはもっと楽しくなる~』という本が8月27日に出版されます。

子育ては反省ばかりです。二十歳を超えた息子たちを見ていて今でも胸を突かれる瞬間があります。振り返ると「あのとき、こうしておけばよかった」と後悔だらけですが、先輩の子育てママさんは「後悔しない子育てはない!」と喝破しました。

後悔が少しでも少なくなるよう、少しだけでも知恵をつけてもらおうと本にまとめました。

 

 

 

毎月発行している寺報「寺院だより」にお薬師さんのくすり壺コーナーがあります。薬剤師として10年勤めた住職中村が健康に関するコラムを書いています。

 

今回のお題は「病気の原因」です。



空海上人も山岳修行をしていた経験から、身体の病気は六つであると説きました。

 ①皮膚 ②内蔵 ③熱 ④呼吸の不調 ⑤たたり ⑥業の報い


身体の病気に、たたりと業の報いが入っているのは、今とは時代感の違いがあるからでしょう。


空海上人が皮膚、内蔵、熱、呼吸の不調が病気の原因であると看破しているところは、現代医療にも通じるものがあります。たしかに熱が出る前は皮膚のかゆみを訴えることがあったり、呼吸の乱れから心臓の病気が見つかったりします。


皮膚や呼吸の不調は軽く見られやすいですが、不調の兆しが見えたら早めに治療しましょう。


病気は目に見えませんが、身体の声に耳を澄ましておきたいものです。

 

合掌

 

仏教の知恵で心豊かに過ごせますように祈念しております。

 

 


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