育メン和尚の知られざる一面を垣間見ることができるお絵かきムービー
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毎月発行している寺報「寺院だより」にお薬師さんのくすり壺コーナーがあります。薬剤師として10年勤めた住職中村が健康に関するコラムを書いています。
今回のお題は「お釈迦さまの衛生管理〜飲み水〜」を紹介いたします。
お釈迦さまはインド北部にお生まれになりました。
2500年前に悟りを開き、今に伝わる仏教を説き始めた人です。
仏教を説いただけではなく、修行僧たちの集団生活に欠かせない衛生管理の知恵も残しています。
私たちの体の約7割は水分でできている――
そう聞くと、水が「ただの飲み物」ではなく、いのちを支える土台だと分かりますね。
ストレッチや軽い運動のあと、季節に関係なく、ひと口でも水分を補ってあげましょう。
のどが渇いたと感じる前の小さな一杯が、体をやさしく守ってくれます。
日本では、蛇口をひねれば安全な水が手に入ります。
でも世界に目を向けると、水を確保すること自体が難しい地域も少なくありません。
だからこそ「水のありがたさ」は、当たり前の中に隠れてしまいがちなのかもしれません。
お釈迦さまの時代、旅をする修行者たちは水を濾(こ)す道具を持ち歩いたと伝わります。
イメージとしては、大きめの布のコーヒーフィルターのようなもの。
水の中に小さな虫がいれば、その水は飲まない――そう戒められました。
理由は「不殺生戒(むやみに命を奪わない)」を守るためです。
「煮沸すれば安全なのでは?」と思いますよね。
けれど煮沸すれば、虫や目に見えない小さな生きものも命を落としてしまいます。
だからこそ、お釈迦さまは“安全”だけでなく、“慈しみ”の視点も大切にされたのでしょう。
命を守ることと、命を奪わないこと。その両方を、できる範囲で丁寧に選び取っていく
――そこに仏さまのまなざしが感じられます。
仏教の知恵で心豊かに過ごせますように祈念しております。
※参考 太瑞知見著『お釈迦さまのくすり箱』
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