「法務省さん、申し訳ありませんでした」 | 登記を、もっと、わかりやすく。

登記を、もっと、わかりやすく。

ふだんなじみのない登記簿について、できるだけ、わかりやすく説明させていただきます。わかりにくいところは、遠慮なく質問してください。よろしくお願いします。

法務局の屋根裏には、ねずみの兄弟が住んでいます。

 

「兄ちゃん、兄ちゃん」

 

「なんだよ、今度は」

 

「どうも、前方一致のがすべて証明書に載るわけじゃないみたい」

 

「だろうなあ」

 

「令和8年2月2日付け法務省民ニ第81号通達を読むと、どこにもその検索の仕様について書いてないんだ」

 

「ほう」

 

「で、不動産の名義人の氏名住所と請求人から提供された名義人の氏名住所との表記の違いが認められるものの、同一の所有権の登記名義人であることを容易に判断できる場合には、登記官は不動産所在事項と不動産番号を証明書に記載する、って書いてある」

 

「なるほど、検索は同一市区町村までするけど、リストアップされた物件を一筆一筆確認して、同一所有者と認められるものだけを証明してくれるってわけだな」

 

「そういうこと。検索してそのまま交付するわけじゃない。だから交付まで時間がかかるんじゃない?」

 

「なるほど、ね。そりゃ、法務省に悪いことしたな」

 

「ただ、あのホームページを見る限り、そう読めたんだもん」

 

「あのホームページもよく読むとな、このルールに基づいて抽出された不動産から、検索条件と合致するものについて選定し、証明書に記載します、と書いてあるぞ」

 

「うわ~、そこは読んでなかった。申し訳ない」

 

「では、これにて一件落着だな」

 

「法務省さん、申し訳ありませんでした」