「ナイト法務局、ってどう?」 | 登記を、もっと、わかりやすく。

登記を、もっと、わかりやすく。

ふだんなじみのない登記簿について、できるだけ、わかりやすく説明させていただきます。わかりにくいところは、遠慮なく質問してください。よろしくお願いします。

法務局の屋根裏には、

 

ねずみの兄弟が住んでいます。

 

 

「ねえ、兄ちゃん」

 

「なんだよ」

 

「毎日、寝苦しいねえ」

 

「暑いな」

 

「法務局の人も気をきかせてくれ
 
 ればいいのにね」
 
「なんのことだよ」
 
「エアコンをつけっぱなしにして
 
 帰ってくれるとか」
 
「さすがにそれはまずいだろ。
 
 国民の税金だぞ」
 
「だって暑いじゃん、死ぬよ。
 
 動物虐待だよ」
 
「いや、そもそも俺たちが勝手に
 
 住みついてるんだし。
 
 ま、許可も下りないだろうけど」
 
「暑すぎてさ、変なことばっかし
 
 思いつくんだよ」
 
「なんだよ」
 
「ナイト法務局、ってどう?」
 
「なんだよ、そのナイトプール
 
 みたいな言い方」
 
「今でもさ、登記情報提供サービス
 
 は21時までなのにヘルプデスク
 
 は18時まででしょ」
 
「まあ、そうだな」
 
「10月からは23時までになる。
 
  土日祝日も利用できるようになる
 
 んだよ」
 
「それはすごいな」
 
「でも、確実にヘルプ難民が現れる」
 
「なるほど」
 
「そこで、ナイト法務局、と」
 
「なるほど。プールは暑い太陽の下
 
 というイメージだったけど、
 
 夜には夜の需要があった、と」
 
「そういうこと」
 
「寝苦しい夜に思いついたことに
 
 してはいい発想じゃないか」
 
「へへん。
 
 じつは、まだあるんだよね」
 
「まだ他にもあるのか」
 
「うん」