不動産登記簿のさかのぼりについて。 | 登記を、もっと、わかりやすく。

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ふだんなじみのない登記簿について、できるだけ、わかりやすく説明させていただきます。わかりにくいところは、遠慮なく質問してください。よろしくお願いします。

さて、次は

 

不動産登記簿のさかのぼりについて

 

書きたいと思います。

 

 

さかのぼり、って何?

 

といいますと、

 

登記簿には、

 

昔からのその土地についての

 

歴史が刻み込まれています。

 

 

いつ分筆されて、いつ地目が変わって、

 

いつ所有権が移転して...と。

 

 

窓口には、

 

前の前の所有者が知りたい、とか、

 

昭和30年頃の登記の状態を

 

知りたい、とか、

 

地目がいつ宅地になったのかを

 

知りたい、など、

 

過去の登記の内容を知りたい、

 

というお客様がお見えになります。

 

 

でも、登記事項証明書には、

 

そんな昔の登記の内容は

 

載っていないことがあります。

 

 

その時に、古い登記の内容を

 

どうやって調べるか、

 

どうやって、古い登記の内容の

 

載った登記簿謄本を作成するか、

 

というのが、

 

さかのぼりの技術になります。

 

 

それには、登記簿の歴史を

 

知っておく必要があります。

 

そして、「移記」と「転写」について

 

知っておく必要があります。

 

 

あと、特殊登記と呼ばれる

 

「土地改良」や「区画整理」などの

 

記載の読み取りも必要になります。

 

 

少しずつ、説明をしていきたいと

 

思います。

 

あとはもう、実践あるのみです。

 

苦手と思わずに、チャンスがあれば

 

どんどんチャレンジしてみてください。

 

 

1回経験しただけだと、

 

すぐ忘れてしまいます。

 

何度も挑戦して、要領を覚えると、

 

自信がついてきます。

 

スピードも速くなります。

 

何事も、経験です。

 

 

どうやったら早く作成できるか。

 

閉鎖登記簿の位置を覚えるのも

 

大切です。

 

何事も、準備が肝心です。

 

 

閉鎖登記簿謄本は、

 

乙号の醍醐味です。

 

いかに早く目的の登記簿に

 

たどり着くか。

 

いかに早く謄本を作成するか。

 

間を開けずにコピーをするのも

 

技術です。

 

 

登記簿がコンピュータになっても、

 

オンラインで証明書を

 

請求できるようになっても、

 

閉鎖登記簿謄本の作成は、

 

人間にしかできません。

 

 

将来、

 

乙号窓口が発行請求機だらけに

 

なったとしても、

 

将来、

 

登記事項証明書が

 

電子化されることになったとしても、

 

閉鎖登記簿の謄本は

 

人間にしか作れません。

 

 

僕たちは、人間にしかできない

 

仕事をしているのだと

 

誇りを持って

 

仕事に取り組みましょう。