「そういえば、
たとえば、1番1の上に立ってる
建物があるんだけど、
1番1、で調べても建物はなくて、
分筆前の1番、で建物を調べたら
建物登記がある、
ってことがよくあるんだけど」
「うんうん」
「あれって、どうして、分筆前の
地番のままなの?」
「あ~、ほんとは分筆後の地番に
建物の所在の変更登記を
しないといけないんだけどね」
「土地を分筆しても
建物の所在変更はしないの?」
「う~ん、しないといけないんだけど
してないことがあるの」
「土地家屋調査士さんが
忘れてるの?」
「土地家屋調査士が忘れることは
ないと思うよ。
土地家屋調査士さんは、
建物の所在変更を勧めると思うけど、
依頼人の方がしなくていいです、って
言ったら、それ以上は勧められない
んだよ」
「どうして?」
「お金がかかるからね。
分筆だけでも、結構お金がかかるのに
さらに、建物の所在変更もすると、
また建物の測量もしないといけなく
なるから、依頼人の方の負担が
大きくなる」
「なるほど。
じゃ、また次の機会に、
ってなっちゃうのね」
「そう、たぶんね」
「それで、分筆前の地番のまま
なのか~。けっこうあるよね」
「建物があるはずなのにないときは
分筆前の地番でも
調べてみるといいよ」
「そうですね」