「土地の所有者を調べるのは、法務局じゃないんですか?」 | 登記を、もっと、わかりやすく。

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ふだんなじみのない登記簿について、できるだけ、わかりやすく説明させていただきます。わかりにくいところは、遠慮なく質問してください。よろしくお願いします。

(前回のおはなし)

 

 

 

「しかし、

 

 地目も違う可能性がある、

 

 面積も正確でない可能性がある、

 

 所有者も違うかも知れない、

 

 所有者の住所も変わってるかも...。

 

 それじゃ、いったい何を調べたら

 

 いいんですか?

 

 土地の所有者を調べるのは、

 

 法務局じゃないんですか?」

 

「そうね、

 

 市役所でも、個人情報になるから、

 

 固定資産税の納税義務者は

 

 教えてもらえない...。

 

 法務局でしか調べることは

 

 できないだろうね」

 

「でも、登記も申請主義だから

 

 登記申請されてなかったら

 

 登記簿の内容はいつまでたっても

 

 変わらない..」

 

「そもそも、法務局というのは、

 

 所有者が誰かを調べるところ、

 

 じゃないんだよね、ほんとは」

 

「所有者が、自分が所有者だ、と

 

 証明してもらうところ、

 

 ということですね」

 

「そう。

 

 土地や建物を売ったり、

 

 担保にしてお金を借りたりするには

 

 その土地や建物が自分のものだと

 

 証明してもらう必要がある。

 

 だから、法務局に登録免許税を納めて

 

 登記申請をするんだね」

 

「だから、土地を売ったり、担保に入れる

 

 必要のない人は登記申請をしない」

 

「土地の価値が下がって、土地なんて

 

 いらない、っていう時代だと

 

 なおさら登記なんてしないよ、

 

 ということなんだよね」

 

「でも、誰も登記をしないと、

 

 誰が土地の所有者か、

 

 まったくわからなくなりますよね...」

 

「土地所有者不明問題って、

 

 ほんとに深刻な問題なんだよ」

 

 

(つづく)