「建物の構造も、現況と違うと
言われますね」
「あ~、2階建てのはずなのに
平屋のまま、とか」
「もっと大きいはずなんですけどね、
とか」
「考えられるのは、床面積の考え方かな。
固定資産税の課税の対象となる
床面積の考え方と、不動産登記法上の
床面積の考え方は違うからね」
「と言いますと」
「たとえば、屋根がついたベランダは
固定資産税の課税対象となるけど、
不動産登記法では壁に囲まれてないと
床面積には含まれない」
「なるほど、それは聞いたことがあります」
「あと考えられるのは、
増築や一部取り壊しをしたけど
床面積の変更登記をしてない、
ということかな」
「そうですね、それが多いと思います」
「ローンを組んで増改築するのでなかったら
わざわざ登記申請までしないかもね」
「だから、現況と登記が違う、
ということになるんでしょうね」
「これも、登記申請しなくても、
現況の床面積で課税されますからね」
「登記していない、という意識は
薄いでしょうね」
(つづく)