さむけ / R.マクドナルド | カーツの歴史散策&御朱印作庭  庭は眺めるものではなく、       出てみるものなのだ、、

カーツの歴史散策&御朱印作庭  庭は眺めるものではなく、       出てみるものなのだ、、

------------------------------

電光影裏斬春風

知っているようで知らない歴史の裏側をそっと、

御朱印帳をたずさえぶらり、ふらり、、つれづれに、、、

日々徒然に

 山水に得失なし

 得失は人の心にあり  

 夢中問答 / 夢窓疎石

 

 

医者、弁護士、新聞記者、警察関係は論外、いずれも大嫌いな職業だ

 

必要悪くらいにしか思っていない

 

小学生のころ学校で嫌なことがあった、世の中が信じられなくなった、担任の教師は体裁を気にするばかりだった、今の学校は浮ついている、そう言っては暗にすべてを僕のせいにするかのような態度をとった

 

自分たちの無力を棚に上げて



だから、

 

もう何もかも世の中の全てが嫌になった、もう死のう と家に閉じこもった

 

 

教師をしていた父はなす術はなかった、無力だった、体裁を気にしていたのかもしれない

そのとき母が何をしていたかまったく覚えてはいない

 

唯一祖父だけが寄り沿ってくれた、だから今、僕は生きているのだ


もうずいぶんと昔の話だ

 

 

ただ、僕の人生は、僕の世の中の捉え方は、あの一点を機に大きく変わった、それは事実だ

 

無思慮に権利権力を振りかざす輩には、今でもどうしようもなく怒りを感じる



本当に僕のせいだったのだろうか?

 

もうずいぶんと昔の話だ

 

 

それより少し前から、シャーロック・ホームズやアルセーヌ・ルパン、明智小五郎に少年探偵団、怪人二十面相などのシリーズをよく図書館から借りては読んでいた


何がきっかけだったかはもうまったく覚えていない


けれど、


謎が解けてゆくあの瞬間の高揚感に魅せられたのは確かだろう

 

 

本当に僕のせいだったのだろうか?

 

 

あの時の状況を、あとから、幾度となく、繰り返し繰り返し思い返した、その時の周りの状況を、頭のなかで、再生し続けた

 

 

本当に僕のせいだったのだろうか?

 

もうずいぶんと昔の話だ

 

 

閑話休題

 

 

「きれいだ」と、駐車場でジェリーが言った。

「わたしには腐ったオレンジみたいに見えるがね」

「美醜は見る者の側にあり、さ。これは有名な政治家のことばだそうだ。小さい頃、おふくろに教わったよ」

 

 

引き続き読み残している翻訳ものを

 

 

さむけ / R.マクドナルド 

 

 

 

 

ほー、そう来たか と最後の最後まで ((((д ;)))) 💦


あざやかな幕切れだなあ


ミステリィふうに書けば書けるようなトリック? だよね

 

 

そして、

 

ハードボイルドといえば、、

 

 

「場所は知りません。そういう話になると、彼女のことはなんにも分からないんです。ただドリーがすばらしい女性であることは確かだけれども」と、とつぜん誠実さの発作に襲われたように青年は付け足したが、それにはいくらかのウィスキーの風味が感じられた。

 

 

洒落てる〜

 

 



そうでなくては◎