「誰かのことを心から愛している、と思えるのは一瞬だしね」
そう、それを 諸行無常 という、なんの不思議もない、それが世の習、世の理
九年ぶりです。
伝えたいことがあって、手紙を書いてます。
一通の手紙が投函され、、
情景描写の多めな? (少なくとも僕には) こういう小説を読んでいると自然と思い浮かぶのは「明暗」、言わずと知れた夏目漱石の絶筆
それまでの小説と異なり会話文が主体となるのは漱石の狙いなんだろう、だからか実に機微をその会話の中に感じさせてくれる
ただ、、そのストーリィはいったいどこに向かっているのかは読みはじめていくらか読んだ時点でさえもさっぱりわからない
そのストーリィのその訳の分からないままに読み進めていくと、あぁ なるほどここに向かっていたのか となんとなくぼんやりと分かってくる、否、うまく気付かされるというか、、その漱石の手腕に 感嘆 という陳腐な単語でしか応えられないのがなんとも歯がゆい
しかしそこで忽然と終わってしまう...
その、実に残念なのは仕方のないところなのだけれど、読み進めて、身体に染みつつあった物語の輪郭に、それまでにはない漱石の新たな名作の香りがして、漱石といえば「こころ」ではなく「明暗」と言われるほどの小説になっていただろうに と、実に実に残念で、、
表紙のイラストはSNSでも話題になった湖、その同じ湖をカヴァジャケットにしたオムニバスのCDを持っている (その中の一曲がとくに好き (*1) ) 、異性にラヴレターを書いたことがある (別々の女性に都合三回 (゚O゚)\(- -; ) 、ほどよい厚み
初読み作家さんを探してみようかな とふと寄った書店
いまわたしは、ボリビアのウユニにいます。
あさのあつこさんの 解説の 一文 を読んで↓ ふと興味がわいた
読まない方がいいと思う。
四月になれば彼女は
April Come She Will / Simon & Garfunkel
April, come she will
When streams are ripe and swelled with rain
May, she will stay,
Resting in my arms again
四月になれば、彼女はやってくる
雨を集めて小川は勢いは増す
五月になれば、彼女はそのままに
僕の腕のなかでまた休んでる
June, she’ll change her tune,
In restless walks she’ll prowl the night
July, she will fly
And give no warning to her flight.
六月になれば、彼女はやり方を変える
休むことなく夜に彷徨う
七月になれば、彼女は去ってゆく
そのやり方にとくに言う事などない
August, die she must,
The autumn winds blow chilly and cold
September I’ll remember.
A love once new has now grown old.
八月になれば、彼女はもういない
ひんやりと冷たい秋風が吹きつける
九月になれば、僕は思い出す
かつては新鮮だったこの愛も、いまではもう古びてしまった という事を
意訳byカーツ
「遅くとも二〇四五年に人工知能は人間を超えるらしいから」
そんな時代にも 恋愛 は存在し続けているのだろうか? 読書離れが叫ばれる昨今、恋愛離れもそれに呼応するかのように、、??
でもなぁ、、出来ればp272の五行目で終わって欲しかったなぁ、、その一文の語尾を、「くる。」ではなく「きた。」に変えて...
否否、
ひょっとしてこれは 夢のなか での出来事なのか?
四月になれば彼女は / 川村元気
映画化されるという、はてさてどのくらいにまで脚色されるのか、、出来れば、あまりに描きすぎないで 欲しいな...
*1:恋の光 / tokinowa
追記
「誰かを好きになると、好きなものをひとつ失うんですか?」
大学の裏手にある古い喫茶店で、やむなく頼んだミルクティを飲みながらハルは訊ねた。落ち着いた内装の店には、不釣り合いなグラムロックが鳴っている。
T.Rexの Get It On かな? T.クルーズの映画のなかでも流れてたね