ゴダールは、
アンナ・カリーナの赤いワンピースは
「血ではなく、赤なんだ」と言ったとか
小説「気狂いピエロ」解説より
花様年華と2046を
なるほどそういう構造か、、
苦しいほど悲しい...
これまでを "動" とするならこれは "静" 、限りなく愛に近い大人の恋、大人の恋だから、、結末は知れてはいるけれど... ノスタルジックな時代設定も 大人 にはよくあう、、いい映画だなぁ
英題がまたいい✨一回目を観終えた時にもう一度観よう と思い、続けて 2046 を観たあとでは、"観よう" に "観なければ" が加わって、、
次作への伏線をふくむ、赤 がよく映えるあのシーンもいい
花様年華
In The Mood For Love
映画館には半分は音楽を聴きに行っているようなもの、まずは、劇中に初めて 夢二のテーマ/ 梅林茂 が流れはじめるそのタイミングのセンスに✨
ありがとうWKW✨✨
いい映画は須く音楽 (音) の使い方がうまいね
夢二のテーマ / 梅林茂
そして、
2046
なんとも凝った作りでいまだ咀嚼しきってはいないのだけれど、過去と未来が劇中劇 (小説) のなかで交錯し、、また、過去作からのモチーフも多く、直接的には特に 花様年華 を観たあとだったからWKWのその作家性のオリジンの部分がよく出た作品のように感じたのだけれど、どうなんだろうか?
まるで推理物を読んでいるかのように、主人公の彷徨える迷宮はいまだ観る者の心を離さず...
さて、ラストの主人公の行動はどう読み解けばいい?
で、
花様年華→ 2046→ 花様年華→ 2046 ともう一度観たい、浸りたい◎
2046 Main Theme / 梅林茂
「今回の4Kレストア版素材では、映像の修復等だけでなく、音声も全て再リミックス、5.1ch素材となっている。」と紹介されているように、今この 4Kレストア を堪能出来る機会に恵まれたことにただただ感謝、感謝、、
さて、
今回の企画、もう何度かじっくりと鑑賞しつくしたいところなれど、ただ、、残された上演期間はそうはない...
そう あとはすべて、タイミング の問題なのだ
追記
へー、梅林茂さんの曲 (元々は鈴木清順監督の「夢二」のテーマ曲のよう) だったんだ ((((゜д ゜;))))💦花様年華にもピッタリだね✨
ヴィオリン (チェロかな?) の音色好きとしても✨
で、梅林茂さんといえばあの時手に取らなかったのが悔やまれるこのサントラ↓を、今でも探しているのだけれど、、
それから / 梅林茂
C.ドイルのカメラワークが特徴的ってよく書かれてるけど、なんとなく 既視感 もあって、サー R.スコット監督の ブレードランナー でもそういうスローモーション的な映像表現はあったし、更にさかのぼれば、深作欣二監督の 仁義なき戦い の映像の手ぶれ感も脳裏によぎる
そういった過去作からの影響ってどうなんだろうか? なんてなことも思ったり
さて、
その タイミング だけど、、
主人公はあることに気付かされるんだよね
そこら辺に 鍵 があるのかな?
と
彷徨っているのは 実は観ている自分のほうだったのでは? と気付かされもして、、、
パンフレットはやはり 赤ヴァージョン を✨