あれ? まるで京極堂のような?? こちらが先だったのか???
「え、あなたが? 日本にはいらっしゃらないと聞いてましたが」
野崎助手は目をみはって聞き返した。
蜘蛛と蝙蝠
アメ (米国) コミでは、、
スパイダーマンとバットマン
という具合にヒーロー系になるけれど、
蜘蛛と蝙蝠
かたや日本では、
蜘蛛男と蝙蝠男
と 仮面ライダーシリーズ第一話、第二話の定番敵キャラとなる◎
はてさて、シン仮面ライダー ではどう扱われることになるのやら?
ひとつだけ確か (?) なのは、それら敵キャラの総称は 改造人間 ではなく、禍威増人間 or 禍威造人間 と なるのではないか??
と、
久しぶりの古書店巡りでは、その敵キャラの名を冠したこちらの昭和発行版のカヴァが目に止まり✨
ベッドに仰向けになる。天井の隅に何か光っている。蜘蛛の糸だ。
ホテルローヤル / 桜木紫乃
ふと天井を見ると、壁との境の蛇腹部分にクモの巣が六つもかかっていた。
ポケットにライ麦を[新訳版] / A.クリスティ
そして、
「ああ、蜘蛛ですか。あなたはぼくよりもこんな虫けらのほうがこわいのですか」
蜘蛛男 / 江戸川乱歩[再読]
蜘蛛づいている〜✨
ヽ(゚д゚ヽ)(ノ゚д゚)ノ
本作の主人公はあくまでも 蜘蛛男 だ、ラストの絵 (場面) もいい、、いい意味でのケレン味もある
「きみはなぜぼくのなわを解いてくれたのか。
それはきみが心の奥でぼくを愛しているからです。
見え隠れする異様に変異した愛のかたち...
きみ自身でもわからないきみの心が、
ぼくを愛しているからです。きみのうわべの心は、
ぼくを憎み恐れたかもしれない。だか、ほんとうの心は、
それゆえにかえって強くぼくにひかれていたのです。
古書店巡りのあとは、いつもの老舗のいつもの席で足を休めつつ、いつものチキンドピアザと、この日はキーママターを✨
食後はアイスチャイをいただきながら、しばしページをめくり、、
とけいの秒を刻む音がはっきり聞こえた。それほど夜は静かであった。
夜の帳のおりるまえに、帰路についた