京洛の西に帷子辻と呼ばれる辻がある。
東に太秦、北は広沢に到り、北東 (うしとら) は愛宕常盤へと抜け、西に嵯峨化野と、多方に八達した道の分岐ではあるのだけれど、それでもどこか行き場なき想いが立ち籠める、道の別れ処ならぬ道の終わりの如き佇いの辻である。
「帷子辻」巷説百物語 / 京極夏彦
凧、喰、働、込、辻、、
これらの漢字の共通点は(・ω・)?
さてさて
人生最後のお参りはやはりこちらへ、、
ということではないけれど、今年は月に一度はお伊勢さんへと発願し、この日も✨
またその日は、
ワクチン接種の日にあたり、つまりは場合によっては?副反応で、あっけなくも天国の扉をたたくことになるやもしれず、、の可能性もまったくのゼロではないからなぁと確かには、思わないわけでもなかったけれど
で、
いつものように日々の感謝を🙏
決して個人的なお願い事はなし、なし、、仏教のいうところの、というか、禅でいえば、無功徳
お参り出来たこと自体が有り難いことなのだ
(ー人ー)
神宮
外宮
三重県伊勢市
で、、
この枝は 榊 だねぇ、さては また同じく、
糀、籾、枡、笹、、
との共通点は (・ω・)?
峠、畑、凪、躾、雫、、
そう、これらの共通点は、、
国字
ということ
読み方の難しい魚偏の漢字は、その多くは国字じゃないかなあ
鰹、鰯、𩸽、鰰、鱈、鮃、鯱、鯰、鯑、、、
で、この中でひとつだけさかなでない 国字 がある、どれだろう (゚-゚)?
国字は、部首では木偏、次いで魚偏が多いのですが、中国の漢字は、草冠や三水(氵) が多いのです。日本は山が多く、緑に恵まれたことから木に独自の名前が付けられ、また四方を海に囲まれて魚にも恵まれたことから魚にも独特な名前が与えられ、それらに主に会意の方法を使って国字があてがわれたわけです。
さてさて、噺をもとへもどして、この
榊
を、もう少し調べてみると、、
その語源は、
神と人との境であることから「境木 (さかき) 」の意 とある
なるほど、なるほど、、_φ(..)
また確かに、
一見して神事に使われる木だとは想像に難くはないね
日本人は、たくさんの渡来人から漢字を教わって、漢字で書かれた文献を読み解くようになります。そうしているうちに、漢字の意味に対して、たとえばサンと音読みする象形文字「山」には「やま」と、自分たちがしゃべっている大和言葉を合わせていきました。そうして訓読みができていきます。
ビジュアル「国字」字典
森羅万象から生まれた和製漢字の世界
序文 笹原宏之
で、、、
ん?
無功徳??
んん??
そうか、この日は、、、
松はその松たる所以を自覚せず、竹はその竹たる所以を意識しないで、松になり、竹になっているように、仏や菩薩は達磨の「無功徳」と「不識」とで、慈悲行三昧である。
東洋的な見方新編 / 鈴木大拙著、上田閑照編
と
何故か、
つづく...
関東を離れるということは、こういうことだなぁ、、
「僕は君が嫌いだ」
私は罰を受けた。
榎木津礼二郎は、そして私の前から去った。
私は、握り締めていた雫を海に放り投げた。
空には空しかなく、
海はただ海だった。
そして私は。
やっと泣くことが出来た。
邪魅の雫 / 京極夏彦