妙定院 (増上寺別院) [東京都] | カーツの歴史散策&御朱印作庭  庭は眺めるものではなく、       出てみるものなのだ、、

カーツの歴史散策&御朱印作庭  庭は眺めるものではなく、       出てみるものなのだ、、

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電光影裏斬春風

知っているようで知らない歴史の裏側をそっと、

御朱印帳をたずさえぶらり、ふらり、、つれづれに、、、

日々徒然に

「なんまいだー、なんまいだー」

地下に落とされたルパンはころがる骸骨を脇によけ、石壁に書かれた文字を凝視する
その時、そう念仏を唱えるんだなぁ、 「南無阿弥陀」 のことだね


妙定院 (増上寺別院)

HPには寺号は増上寺とあったけど、ということは、山号は三縁山なのかな (°_°)?

寺務所入って真正面に、何とも素晴らしい六文字の名号「南無阿弥陀」の掛け軸に出迎えられ、
しばし拝ませていただいたのも今に鮮明に残る思い出だ

御開山は、松戸市東漸寺の住職をされていたこともある

増上寺第四十六世妙誉定月大僧正

家重公ご逝去の折りに大導師をつとめられた方でも


東京文化財ウィーク

文化の日を最終日とする東京文化財ウィークでは毎年寺宝を公開されているね✨

・定月大僧正と徳川家重公


その文化財ウィークでは、この時、家重公の書かれた松島日之出図や大奥にあった尊牌、また、
和定月和尚の風雅な書画に浄土蔵内の精緻なミニチュア仏像等等、素晴らしい寺宝を拝観させていただいた


・法然上人伝絵詞 (琳阿本)


霊山寺 (現在の京都東山正法寺) にて別時念仏が行われた折り、
ある人が行道中に、勢至菩薩も一緒に歩いているような心持ちになったと語ったところ、法然上人は、
そうかもしれないねぇとさらりとかわしたということが書かれている場面だとか


なるほどねぇ

ものごとをひとつの視点だけで見ない、色々な見方があるんだよってことなんだろうか

この話を聞いていたからか、その後、総持寺さんでの老師様のお言葉がストンとふに落ちたんだなあ...


・一茎二花図 (別名双頭蓮)


画は備前国岡山藩第四代藩主池田宗政公 (*1) 、賛が定月大僧正による

 よくもなく / あしくもなく / まことなり / よいというなら / よいにしておけ

ありのままを捉えるというところが素晴らしいのだろう


 流水、無心にして落花をおくる


というところか

*1:宗政の祖父光政は家康公の曾孫光仲(我が鳥取藩の初代様✨)のいとこ


御朱印

圓光大師法然上人東都二十五霊場第一番の押印があるけど (°_°)?西国のうつしかな (・ω・)??
いづれにしろ今は、その霊場自体はないようだねぇ




また、

その年の法然上人御生誕日にお参りした折りには、期せずして





(・人・)


最近、押印がひとつ増えたようだね


妙定院 (増上寺別院)
浄土宗
吉宗公の子、家重公所縁