** 2分41秒、そして、4分33秒 ** | カーツの歴史散策&御朱印作庭  庭は眺めるものではなく、       出てみるものなのだ、、

カーツの歴史散策&御朱印作庭  庭は眺めるものではなく、       出てみるものなのだ、、

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電光影裏斬春風

知っているようで知らない歴史の裏側をそっと、

御朱印帳をたずさえぶらり、ふらり、、つれづれに、、、

日々徒然に

禅の語録、無門関の第一則は 「」 ではじまる

 趙州和尚、因僧問、狗子還有佛性也無。州云、無。
 趙州和尚、因 (ちな) みに僧問う、
  「狗子に還 (かえ) って佛性有りや無しや」。
 州云く、「無」。



この石段を、J.ケージも上ったんだなぁ...


さてさて


何の予備知識も無くバド・パウエルの、

You'd Be So Nice To Come Home To
(C.Porter)

 


を聴いて、ズバリ曲名を言い当てることが出来る人って (°_°)?
セシル・テイラーのテイクよりわかり辛いし

フリーというには時代的にちょいと早いように思うけど、

また、、

フリーに激しさを求めるかどうかにもよると思うのだけれど、、、

でもこれはフリーだろう (°_°)?


ビートルズに、
Yesterday

 

 


ジミ・ヘンドリクスに、

Little Wing



ザ・ドアーズに、
The Crystal Ship

 

 


同じくらいの長さなのに、、

たかだか、2分30秒強なのに、、、


このくらいの長さのロックが、もっともっと増えればいいなぁ...

その曲本来のあるべき姿、あるべき長さが、自ずとあるんだよね


Louis Armstrong - What A Wonderful World

 

 

この詩に涙...


大好きなジェイムス・ブラウンに Escape-Ism がある、19分におよぶ執拗なリズムの反復にいつしか時間を忘れる、、

 

 

永遠は無に帰する


それはそれ、そういう曲なんだろう


曲の長さで云えば、、

 「ふざけた曲は言いすぎやろ。ジョン・ケージの 『四分三十三秒』 のことやな。
  三つの楽章に分かれてて、すべてが休止と指定されてる無音の音楽。
  易経によって決めた時間やとも言われてる」

 四分間では短すぎる ( 「江神二郎の洞察」 に収録) / 有栖川有栖


易経 (°_°)?

東慶寺さんのことがまず頭に浮かんだけど、、、

四は 死 を、三十三は 観音様 の数字だから大慈悲心を暗喩しているのかな (°_°)?

それを 無 で包みこむ、 無 を 無心 と読み替えるなら、それは悟りの境地のことでもあるような (°_°)??

無音の響き とは、あるいは 隻手音声 か、はたまた、 諸行無常 の響きなのか (°_°)???


無は永遠に帰する


J.ケージは鈴木大拙博士に会いに北鎌倉は東慶寺さんを訪れたことがあるそうだ
アメリカで、大拙博士の講演を聴いたこともあるらしい




 ある僧が趙州 (じょうしゅう ) 和尚に問うた、
  「犬に佛性 (ぶっしょう) は有りましょうか、それとも、無いでしょうか」。
 趙州は答えて言った、「無」。

 無門関第一則