今年のGWの5月3日〜6日、私の恩師でありますチャック・スペザーノ博士が久しぶりに来日セミナーを開催されるのであります。
2020年から新型コロナが流行したため、2019年5月の私の60歳の還暦セミナー
に特別ゲストとして参加いただいたときを最後にずっと来日しておられなかったのであります。
その還暦セミナーの際、「来年はお礼奉公として、博士のセミナーに馳せ参じます！」とお約束していたのでありますが、それも長い間、果たせずにおりました。
博士との出会いは37年前。
私がいまのように太っていなかったときであり、神戸の暴れん坊将軍として、夜な夜な三宮の繁華街をうろついていたころであります。
いろいろな偶然が重なり、博士と出会ったわけですが、それ以来、私の人生は一変してしまいました。
その当時、カウンセラーという仕事があるのは知っていましたが、それを生業としている人が日本国内にいることは知らず、また、カウンセリングを受ける人も私のまわりには皆無でありました。
カウンセリングとは精神疾患をもった人や、心が弱っている人が受けるものであろうと考えていて、そして、私はそういったことにはまったく興味がありませんでした。大学の一般教養では心理学をとったものの、授業にもろくに出ず、単位を落とした記憶があります。
というわけで、なにか薄暗いような、陰湿なようなイメージを私は心理学にもっていたのです。
ところが、そんな私の前に、チャック博士はアロハシャツを着て登場されたのであります。
当時、私の住む田舎では、アロハシャツを着ている人はヤンキーだと思っていましたので、さっそく“外人のヤンキーの心理学の先生”という認識ができあがったのであります。
しかも博士は、私が上品な人間に思えるぐらいストレートな下ネタを連発されます。
それまでの私はむっつりスケベとして生きていたので、博士のように胸を張って、上から見下ろすように下ネタを発言する人に出会ったことはありませんでした。
「な、なんという潔さ🌟」
それは私の心の暗闇にスポットライトが当たった瞬間でもありました。
「私もこの博士のように、胸を張って下ネタを言える男になりたい💕」
「このヤンキーで下ネタ連発の外人を師と仰ぎ、ついていこう❗」と心に決めたのであります。
ま、「ついでに心理学の知識や癒しのテクニックも身につけられるといいな」とも思いましたが、あくまでついでです。
この時期の博士はいまのように世界的に有名な人物にはなっておらず、セミナーも日本とカナダぐらいでしか開催していらっしゃらなかったと思います。
日本でのセミナーには数人の外国人受講生も参加しており、その後、その人たちがヨーロッパなどに博士のセミナーを広めていきました。
そして、あっというまに博士のセミナーは世界的なものになり、ビジョン心理学というジャンルも確立されていったのです。
しばらく経って独立を目指した私は、日本でカウンセリングや心理学を広めるために、恋愛と心理学を合体させた“恋愛心理学”というジャンルをつくり、それで勝負していこうと思いました。その原点も、博士が恋愛心理のエキスパートであったことといえます。
その後の私は、いまや自分にとっての第2のふるさとといえるようなスイスまで博士を追いかけてセミナーを受講しました。
また、カナダでのセミナーに参加したこともありますが、その結果、学びを深めるとともに、さまざまな国のたくさんの友人ができて、人生がとても豊かになったのであります。
今年のGWは、久しぶりに一受講生として博士の来日セミナーに参加し、私どもの受講生にいろいろとサポートしてもらう所存であります。
いまからとても楽しみなGWなのであります。
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