私の一日は、家の近所のコメダ珈琲からはじまると言っても過言ではありません。
近所のコメダ珈琲のカウンター席には電源コンセントが2つあります。コロナ禍以降は隣席との間に仕切りがあるので、プライバシーも守られるのであります。
このコメダ珈琲のコーヒーチケットを私は大量に持っており、朝はこのチケット1枚でコーヒーを飲み、モーニングのパンとゆで卵も無料で付けてもらえるのであります。
コメダ珈琲へは、パジャマ代わりのスウェットに上着を羽織り、ヒゲも剃らず、起きたままのボサボサ髪でいつも行っているのであります。
会う人みんな、私のことなど知らないであろうということが前提であります。
ところが、先日、いつものようにモーニングを食べに行ったときのこと、店員さんからいきなりこう言われたのであります。
「平さん、この前、帰られたあと、椅子に百円玉が落ちていましたよ」
なにぶん、忘れものに関して私はプロフェッショナルですから、このようなことは日常的にあります。
「あ、それはどうもありがとうございました」
そうお礼を言い、席に着こうとしたのですが、たいへんなことに気づいたのであります。
なぜ、このコメダの店員さんは、私が平だということを知っているのでありましょう?
みなさんが喫茶店でコーヒーを飲んだりするとき、名前を名乗って注文するなんてことはありませんよね。
ですから、普通であれば、「よく来るデブ」とか「コーヒー1杯で長居するあのウザくてデカいやつ」と言われるべきで、名前で呼ばれたのにはびっくりしたのであります。
で、おそるおそる聞いてみたのです。
「なぜ、私の名前を?」
すると、店員さんはあっけらかんとした表情で教えてくれたのです。
「いや、うちの部長が平さんのYouTubeのファンなので、うちのスタッフはほとんどみんな知ってますよ」
私の癒やしの場がなくなった瞬間でありました‥‥。
自分で言うのもなんですが、私のことを知っている人のいないところでの私は、それはもう、ものすごくだらしない人間なのであります。
以前、「東京出張中も、パジャマ代わりのスウェットのままでコンビニに行く」という話を事務所でしたとき、「恥ずかしいからそんなことはやめてほしい」とスタッフに言われたのであります。
そんなこと言ったって、どうせ誰も気にしていないだろうと思うし、裸で買い物に行くわけでもないのだろうからいいだろうと思うのですが、みなさまはけっこうちゃんとした格好で外出されるのでありましょうか?
そもそも、われわれ過疎の村の人間は、パジャマ、いや、パンツ一枚で家の外に出たとしても、人に出会うことはまずなく、なんの問題もないので、みなさんと感覚が違っているのかもしれません。
もう、服を着ているからいいじゃないか、ぐらいにしか思っていないのであります。
靴はほとんどサンダルですし、盆正月などの長期休暇なんかは3〜4日ヒゲを剃らないなんてこともザラなのであります。われながら、鏡の中には野武士が映っているようだなぁと思うような状態なのであります。
というわけで、その後しばらくはコメダ珈琲には行くまいと思っておったのでありますが、毎日の日課でありますゆえ、やはり目が覚めると「コメダに行き、モーニングが食べたい」と思うのであります。
とするならば、まず顔を洗い、ヒゲを剃り、髪型を整えそれなりの服を着なければなりません‥‥。
ああ、めんどくさい‥‥。しかも、この季節は着替えるのサブイ‥‥。
先日はユニクロに行き、朝のコメダのためだけに、それなりの服を買ってきた私です
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