今年の10月、4年ぶりの村祭りが開催されたのであります。
うちの地区からも祭りの世話人と呼ばれる人を選出しなければならないのでありますが、当然のことながら、地区一番の若手である私が選ばれたのであります。
一番の若手が齢64歳という、高齢化のうちの村‥‥。
さらに、4年ぶりの村祭りで、心配事がたえないのであります。
まずは、祭りのメインとなる御輿の担ぎ手がいるのかという問題‥‥。
64歳の私は意外と担ぎ手としてがんばっているのでありますが、70歳になった村の先輩たちは、「さすがに70なんで、引退させてもらうわ」と引退宣言。
そして、引退なさる方が多数いらっしゃる一方で、村には若手がいないのであります。
ということで、村祭りの週末は「では、担ぎに帰省しましょう」という若手がどれだけいるかが頼りのうちの村の村祭り‥‥。
1トンはあるかと思う御輿を担ぐには、30人ほどの人手が必要なのであります。
また、御輿の四隅を担ぐ者にはたえず40〜50キロの重みがかかります。ふだんから鍛えていないとギックリ腰になったりするのでたいへんなのであります。
ちなみに、世話人である私のメインの仕事は、子どもたちに祭りで踊る踊りを教えたりすることなのであります。
また、いままでのこの村祭りでは、御輿で太鼓を叩く子どもは男子と決まっていたのでありますが、そもそも子どもがおりませんので、今年からは女子も叩くという新たなる試みを取り入れました。
踊りを踊る子どもも、昔は男子のみということになっていたのですが、女子もOKといたしました。踊りを踊ってくれる子どもは8人で、その中に男子は2人しかいないのであります。
さて、祭りは宵宮と本宮の2日間にわたります。
宵宮の午前中には御輿をつくったり、子どもたちと大人たちが踊る道具をつくったり、さらに30個近くの提灯をぶら下げたり、のぼりを飾ったりする仕事があります。
午前中にそれをすませ、陽が落ちた夕方の7時前あたりから宵宮のお祭りが始まり、そして、10時前にはその日の行事は終了いたします。
本宮の日は朝6時過ぎに集合し、神社におまいりをしてから引きだんじりで村中を練り歩き、最後にお宮さんで御輿を担いで奉納すると、いったん行事は終わります。
その後、盛大な餅まきがあり、御輿を元の状態に解体し、提灯を撤収し、のぼりも片付けたらおつかれさま会が開かれ、そして、解散となるのです。
今年は、万が一、担ぎ手が集まらなかった場合のプランまで用意していたのですが、私の息子をはじめ、若手がとてもたくさん集まってくれたので、なんとか御輿を担ぐことができました。
ただ、ふだんから重たいものを持つことのない20代にとって、御輿を担ぐことはなかなかたいへんだったようでした。これに懲りず、来年以降も参加いただきたいものであります。
一方、4年ぶりの祭りは、年配の人々にはたいそうよろこんでいただけました。
私どもの祭りの昼食は巻き寿司と決まっているのですが、それと一緒に本格的な松茸のお吸い物が出るのであります。
ただ、今年は松茸が不作であったため、出費がかなりかさんだという話も聞きました。
いまどきの若者は本格的な松茸のお吸い物など食べたことがないようで、「永谷園のとはだいぶ違う」など口々に言いながら、おかわりをしておりました。
ちなみに、世話人ではなかった祭りでは、私はいつも子どもみこしを担当していたのですが、来年はまた担当させてもらえるかな‥‥?
もし、できれば、うちの息子にもヘルプに来てもらい、毎年、子どもみこしは平家で担当させてもらえるとラクでいいな‥‥などとズルいことを考える今日このごろであります。
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