7月31日、当社の定休日。
前日の日曜日にYouTubeライブの撮影を終えた私は、ナメクジ登山隊の夏の勤行として富山県の立山に向かったのであります。
ベスト・シーズンの立山。まず、宿を取るのにひと苦労したのであります。
1カ月ほど前から多数の宿に打診してみたものの、すべて「全館、満室でございます」と言われたのであります。
空いている宿がないわけではなかったのですが、ベスト・シーズンに空いている宿は立地に問題があったりして、登山には向いていないのであります。
しかしながら、人生のほとんどを、あんな裏ワザ、こんな裏ワザを駆使しながら裏街道を歩いてきたと言ったら言いすぎの私‥‥、こんなときにもなんとかなる裏ワザを知っているのであります。
というわけで、勤行の日が近づいた7月の25日過ぎに立山や室堂の温泉宿に電話をしまくったのであります。
するとやはり、キャンセルが出ていたのであります。
まず、とってもおしゃれなツインルームに1室空きがあったのであります。さらに、山小屋でいうカイコ部屋ことザコ寝部屋にも空きが・・。昨今はコロナの影響で、カーテンで気持ちばかり仕切られていますが。
ということで、女性チームはおしゃれなツインルーム、男性チームはカイコ部屋という部屋割りが決まったのであります。
私どもが泊まる山小屋は、みくりが池温泉という日本一の高地にある温泉宿として有名なところなのであります。
登山者にとって、山小屋に温泉があるのは最高なのであります。
登山をするので汗をかきます。それが温泉で流せるのもありがたいのですが、それ以上にうれしいのが、足腰の筋肉疲労を温泉で癒すことができることなのであります。それはもう、天国のような快楽なのであります。
ということで、前日、東京で仕事をしていた私は新宿駅から特急あずさに乗り、松本で降りてレンタカーを調達したのであります。
関西方面からのメンバーは新幹線で名古屋に出て、特急しなのに乗り換え、松本で私と合流。
そして、レンタカーで扇沢まで行き、黒部ダム経由でロープウェイ、ケーブルカーなどを乗り継ぎ、立山の室堂に行く計画です。
東京・大阪を朝早くに出ても、立山の室堂に着くのは夕方になります。
長い道中ですが、われわれが進んだのは黒部立山アルペンルートといい、風光明媚な素晴らしいルートなのであります。私は個人的に、富山県側から入るよりもこの長野県側からのルートが大好きなのであります。
この日はとても天気がよく、ロープウェイから見下ろす黒部湖も、ようやくたどり着いた立山でも最高の景色が拝めたのでありました。
さて、われわれが登るのは、立山の雄山といい、標高3,003mもある高山であります。
しかしながら、今回は2,400m付近にあるみくりが池温泉で一泊するので高度順応ができ、高山病のリスクがかなり低減されるのであります。
このみくりが池温泉、一見、山小屋風なれど、食事はそれなりの旅館クラスのバイキング、おしゃれな喫茶ルームがあって、温泉も付いているという、山小屋とは思えない素晴らしい環境なのであります。
私たちが宿泊することになったカイコ部屋は、一人でも大きなイビキの人がいると安眠ができないわけですが、静かな人ばかりだったので快適な一夜を過ごすことができたのであります。
そして、翌朝。
いよいよ立山の雄山に向かいます。
まずは一の越山荘まで、1時間ちょっとの登り。途中、雪渓を越えたりしながらの快適な登山道でありました。
ただ、昔、来たとき、この一の越山荘のトイレは筆舌に尽くせぬほどの激臭で、このトイレを使うぐらいなら漏らしたほうがマシと思うほどのひどさであったのであります。
が、今回、10数年ぶりに訪れたところ、まったく臭いのない快適なバイオ・トイレに大変身しておりました。
そして、この一の越山荘から1時間ほどかけて立山の雄山に激登りするのであります。
そう気合いを入れながら近くを見ると、小学生の子どもたちがいたのであります。
なんと富山の子どもは、学童登山でこの立山に登るのであります。
小学生でも登るのでありますから、おじちゃんやおばちゃんもがんばるしかないのであります。
つづく。
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