〽夏が来ーれば思い出すぅーー
という歌がありますが、わが家では毎年、夏になると危険警報が発令されるのであります。
それは、わが家のような田舎でネコの多頭飼いをしていると、ノミが大量発生することなのであります。
都会で、見目うるわしく、端正に手入れされたたネコを飼っていらっしゃるみなさんにはわからないことでしょう。
うちのような田舎で、なぜ、ネコの多頭飼いをすることになるかといえば、家の駐車場、納屋などに野良ネコがやってきて、子ネコを生んでいくからなのであります。
そして、この野良ネコたちがノミをもっているのであります。
そのノミが一匹でもわが家のネコにたかってしまうと、そこから大量発生がはじまります。ネコの皮膚に大量の卵を産みつけるからです。
しかし、これまではフロントラインという薬があり、これをネコの首筋にチョチョッとたらし、皮膚にゴシゴシとなすりつけておくと、ノミはいなくなったのであります。
ノミがネコの血を吸ったときにその薬を体内に取り込むことで、卵が発育不全になるからです。
ところが、であります。
このフロントラインという薬、非常に優れた効果をもっているのですが、発売から20〜30年経つらしく、その間にノミが薬への耐性をつけ、昨今はなかなか効かなくなってしまったのです。
そして、現在はこのフロントラインに代わり、ノミの発生を防いでくれる新薬も登場しています。
同じように、ネコの首筋にポタポタと2〜3滴たらし、皮膚をゴシゴシすればよいのでありますが、その薬はお医者さんの処方箋がないと手に入れることができないのであります。
つまり、うちのネコ全員に薬をつけるには、全員をお医者さんに連れていくハメになるわけであります。
が、それもなかなか難しいので、お医者さんにわが家の事情なんかを細かく説明するのであります。
かつ、平家は、いつも行く動物病院の上得意様でありますので、「とりあえず、一度でも受診したことのあるネコは、体重さえ教えていただければ来院なしで処方しましょう。一度も来院していないネコだけ連れてきてください」ということで話がついたのであります。
で、一見、めでたしめでたしなのでありますが、問題があるのであります。
一番の元凶、平家にノミを運んでくる野良ネコどものことなのであります。
捕まえることはまずできないので、病院に連れていくことは不可能であります。かといって、こいつらを放置すると、モトを絶つことができないのでなんとかしたい。
ということで、事情を説明し、なんとか野良ネコの分の薬も手に入れることができたのでありますが、今度はどうやってこいつらに薬をつけるかという難題にぶち当たるのであります。
なんせ、やつらは野良ネコゆえ、人間が半径1m以内に近づくと逃げ出します。
そこで、ちゅ〜るなんかで餌付けをして、そのときに背後からそーーっと近づき、首筋にポタポタとたらすわけですが、その瞬間、敏感なやつらは逃げるのであります。
つまり、皮膚ゴシゴシができないのであります。
‥‥という野良ネコたちとの格闘を、毎夏の年中行事としてつづけているわけであります。
とりあえず、最近のお薬は皮膚ゴシゴシができなくても、皮膚に付着するだけでもけっこう効用があるようで、2週間もすればネコからノミがほとんどいなくなることがわかっているのであります。
ちなみに、ネコ10数匹分のお薬の代金は軽く3万円を超えます。
ネコの多頭飼いは、ネコ好きにとってはたまらぬ幸せでありますが、悪いキャバクラ嬢に貢ぐがごとく、費用はかかるということをお伝えし、本日のブログの筆を置きたいと思います。
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