朝4時に起きて、鳥取県の境港にある水木しげるロードでゲゲゲな休日をスタートしたのであります。
午前中をここで過ごしたあとは、このエリアに行くと必ず行きたくなる足立美術館に立ち寄ったのであります。
ここは美術館といいながら、ほとんどのお客様が日本庭園めあてでやってこられます。
美術館なので、たとえば横山大観の作品が多数展示されていたりいたします。
が、なんといっても、20年連続で日本一を取っている美しすぎる庭園が有名なのです。ちなみに第2位は桂離宮であります。
ここ足立美術館は館内の壁のあちこちに額縁のような形の窓が開いています。「庭は一枚の絵画」がコンセプトで、この窓から一枚の絵を見るように庭を鑑賞したりするようになっているのであります。
手前の庭はもちろん、向山の背景にまでこだわって設計された、それはそれは美しい庭園なので、このエリアに来るとついつい寄ってしまうのであります。
そして、そのあとは‥‥、一般的には島根旅行というと、出雲大社に行ったり、世界遺産になった石見銀山に行ったりすることが多いですよね。
しかしながら、雨だし、寒いし、刺激が少ないし‥‥ということで、そちら方面に行くのはパスし、温泉津温泉(ゆのつおんせん)へと向かったのであります。
私の大のお気に入りのこの温泉津温泉は、それはもう、すごくさびれた温泉であります。
聞き込みをしたところ、コロナ以前から閉めていく旅館が多かったとのこと。さらにコロナ禍のためにいくつもの旅館が店じまいしてしまったということでした。
この温泉地には有名な共同浴場が2カ所あり、それぞれ新鮮なお湯が掛け流しで流されているのであります。
一つは元湯といい、私が大好きな温泉で、先週のこのブログでお話しした47℃の激アツの湯船をもつのがここであります。
もう一つは薬師湯と呼ばれるところで、湯温は42℃ほどと入りやすい温泉です。
ここには貸切風呂もあるのですが、この貸切風呂がなんと私の誕生日である2月14日に『マツコの知らない世界』で紹介されたのであります。
私がこの薬師湯を訪問したのがオンエアから1週間後のことでした。ならば、さぞや混雑しているだろうと、みなさん、思いますよね?
しかし、ガラガラなのであります。
これが山陰地方のひなびた温泉の現実なのであります‥‥。
ちなみに、今回、私は旅館に泊まりながら、宿のお風呂には入りませんでした。
私が宿泊した宿は温泉津温泉でいちばん流行っているらしい宿なのですが、お湯は薬師湯からもらっているとのこと。
だったら、薬師湯に入ったほうがお湯も新鮮でいいじゃないかと考えたからであります。私は温泉マニアの中でも泉質マニアなので、そのへんにはこだわるのであります。
そして、翌日。
この日、私は島根県から鳥取県に移動し、三朝温泉(みささおんせん)の近くの三徳山三佛寺の投入堂(みとくさんさんとくじ なげいれどう)というところに行きたかったのであります。
ここは山陰地方でも霊験あらたかなところとして有名で、源頼朝がまだ鎌倉で臥せっていたとき、このお寺で神仏祈願をしたことで鎌倉幕府が開けたといわれる由緒正しいお寺なのであります。
頼朝の庇護を受け、当時はものすごく栄えたお寺だったそうであります。
今回は自分の車で来ており、冬用の登山グッズも積んでいたので、登山がてら、この三徳山にお詣りしようと思ったのであります。
が、雪のため、登山道が閉鎖されていたのであります。
「なんと‥‥」
がっかりしながらふと見ると、その登山道の麓に和尚さんらしきおじさまが一人、立っておられます。
そして、私以外、参拝客がいなかったために、そのおじさんにとっつかまったのでありますが、ま、まさか、山に登ることもできないにもかかわらず、仏様からのありがたいメッセージをいただくことになるとはーー!!
詳しくは、次回!
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