大好物 | 平準司@神戸メンタルサービス カウンセラー養成・個人カウンセリング・心理学の講演、執筆を行っています!

先日、高級なメロンを2個も送っていただいた。

 

メロンは基本、自分で買うことはなく、いただきでもしないかぎり食べる機会には恵まれない。

 

ましてや高級メロンなどけっして買うことはないので、わが家は花火を打ち上げたいほどの歓喜に包まれたのである。

 

上から下から眺めたり、そっと押してみたりして、「完熟メロンとしておいしくいただくには、少し日をおいたほうがよさそうだ」と夫婦の意見が一致した。そして、長ーい長ーい1週間を過ごしたのである。

 

しかしながら、出張の最終日、うちの奥さまから、怒りを抑圧するのが困難となるようなメールが来たのである。

 

「明日、お帰りになり、メロンを食されると思いますので、その前に毒味をしておきました」

 

そして、その感想として、「それはそれはもう、ほっぺたがとろけるほど、甘く、美味しく、ジューシーでございました」とあった。

 

次の日、私はひたすらメロンのことだけを考えながら帰宅したのである。

 

本来ならば、入刀の儀式をするところであったが、その喜びはうちの奥さまが独り占めしてしまったのである。

 

冷蔵庫を開けると、それはそれはみずみずしいメロンが、半分に切られ、残されていた。

 

ちなみに、その時点で、奥さま用に切り分けられたほうのメロンは、もう6分の1しか残っていなかったことをここで告発する次第であります。

 

2個いただいたうちのもう1個は、母屋に住むおばあちゃんが、85歳であるにもかかわらず、完食してしまった模様‥‥。

 

「このように体の冷えるものを年寄りにあげるのは、いかがなものか」と思うわけであります。

 

ともあれ、大事なことは、この冷蔵庫に残された私の分の高級完熟メロンを、どのようにして食べるかということである。

 

半分に切ってあるということは、カレー用のスプーンでほじほじしながら完食するという、それはもう、ロックフェラー家かメディチ家のご子息ぐらいしかしないであろうという食べ方をしみてもよかろう。

 

しかし、そうすると、この待ちに待った完熟メロンは5分ほどで私の胃袋へと消え去り、人生の楽しみが終わってしまうのである。

 

かといって、これを6分の1サイズの細切れにして、フルコースのデザートのメロンのようにしてちまちま食べるというのもいかがであろう‥‥。

 

熟慮の結果、私はこの半分のメロンを3等分して食べることとしたのである。

 

きょう、いまから温泉に行き、湯上がりにまず一切れ。メロン

 

明日の朝、目覚めの時間に一切れ。メロン

 

そして、出社前に一切れ。メロン

 

このように、中長期のメロン賞味計画を立ててみたのであります。

 

さっそく温泉に向かい、サウナで絞り、水風呂で締め、温泉施設を出る前に奥さまに電話しておいたのであります。

 

「今から帰るので、キンキンに冷えたメロンを一切れ、食卓に置いておいてほしい」

 

温泉施設からわが家は5分程度の距離。帰り着いたらすぐにむしゃぶりつこうと思ったわけであります。

 

そして、家に帰ってみて、見た光景は‥‥‥‥汗

 

 

ガガーーーン!!

 

わ、私のメロンーがぁーーーー笑い泣き

 

まさか‥‥、この高級メロンをネコにやられてしまったのである!!

 

基本、ネコは肉食であるというのに、なぜ、メロンを食べるのであろうか‥‥??

 

泣く泣く残りの2切れのうちの一つを食べたのである。

 

そして、次の朝、きのう、私のメロンを食べたネコを外に追い立て、テレビを観ながらメロンを食べようとしたところ‥‥。

 

ガガーーーン!!

 

違うネコ2匹が、またもや私のメロンを食べてしまったのである!!

 

わが家のネコはメロン好きかっにゃーネコ