2月に入って、ハードな毎日が続いている。
うちの東京スタッフの河合ちゃんのおじいさまが亡くなられたという。
「手が空いていて、ご葬儀に参列できる者はいないか?」
事務所で聞いてみたところ、返事はなく、スタッフ全員の顔が私のほうを向いている。だれがご葬儀に伺うかが決まった瞬間であった。
ご葬儀は静岡県の磐田という浜松にほど近い町で、2月2日の朝10時半から執り行われるという。調べてみると、朝7時半ごろに新大阪で新幹線に乗ると、9時10分頃に浜松に到着する。
「早起きせねばならぬなぁ‥‥」
と思っていたところ、日本列島に大雪の予報が出たのである。
「明日の朝は、新幹線が雪で遅れるかも‥‥。今日のうちに名古屋あたりまで出ておいたほうがいいかもよ」
賢明なうちの奥さまからの業務命令であった。
上司の命令には従うのが宮づとめの定めである。前夜は講座終わりに名古屋に入り、当日、浜松でレンタカーを借りて、ご葬儀へと参じたのである。
もともと、この日は2月3日の福岡感謝祭のための移動日であった。そこで、磐田市でご葬儀に参列したあとは、博多への移動である。
「新幹線では遠いので、名古屋空港から飛行機で飛ぶか‥‥」
などと考えていたところ、思いだしたのである。『富士山静岡空港』という空港があり、福岡行きの便が飛んでいたということを。
調べてみると、ご葬儀会場から30kmほどのところであった。レンタカーを飛ばせばすぐの距離ではないか。ということで、15時台の便で福岡に飛ぶことにしたのである。
ちなみに、福岡感謝祭の翌日の2月4日の日曜日は、本来であれば、村のみなさんをカニ旅行にお連れする予定の日であった。しかし、都合のつかない人が出て、3月に延期したので、この日は空いていたのである。
どうしようかと考えていたところ、別府温泉さんの声が聞こえたのである。
「平さん、最近、私のこと、お見限りじゃないですか? ほかの温泉さんばっかりご贔屓にして、もう、この浮気者‥‥!」
という激しいお誘いを受けたため、久しぶりにちょっと寄ってみようかと思い立ったのである。
朝早く福岡でレンタカーを借り、翌5日に小倉で返すこととした。福岡と小倉は同じ福岡県なので、乗り捨て料金がかからないのである。
ちなみに、福岡で借り、別府で返した場合、別府は大分県になるので、8,000円程度の乗り捨て料金がかかるのである。
レンタカーでの移動だと、途中の温泉に寄り道したり、別府の手前の湯布院で優雅なランチを楽しんだりと、優雅な温泉旅行が楽しめるのである。フフフ‥‥。
こんなお楽しみを胸に参加した、2月3日の感謝祭。
地元の受講生やOBチームが奮闘してくれたり、トレーナー・チームがビデオレターを作ってくれたりしたおかげで、過去最多の集客であった。まことにありがたいかぎりである。
お土産やお菓子を頂戴した方もいらっしゃった。血糖値を無視し、おいしくいただいたことをここに報告する次第でございます。
そして、この日は心地よい疲れとともにホテルに帰り、翌日からの別府温泉行きに鼻の下を伸ばしながら気持ちよく就寝した。
‥‥が、コトはそんなに甘くは進まなかったのである。
次週、「なんてこったーい、別府温泉!!」、乞うご期待!