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5月の1516日、うちの池尾トレーナーとみずがきトレーナーのご家族のご葬儀が続いた。続いたというか、お通夜と告別式の日程が丸かぶりだったのである。

 

私はできるかぎりご葬儀には万障繰り合わせ、出席するようにしている。

 

今回はたまたま14日の日曜日に名古屋でフォローアップセミナーを行い、泊まりだったので、15日は神戸に帰らず、夕刻から岐阜県の美濃加茂市で執り行われた池尾家のお通夜に参列することとした。

 

そして、翌16日は朝一番で東京に移動し、みずがきトレーナーのご母堂の告別式に参列したのである。17日から東京出張の予定であったので、それを前倒しにする形のスケジュールとなった。

 

この二つのご葬儀にうかがうにあたり、失礼があってはならじと、ふだん汚れに汚れているわが身を清めるための禊ぎを行うこととした。

 

誤解のないように言っておきたいのだが、温泉に行きたかったという理由だけではけっしてないのである。

 

この体を完ぺきに清めたかったので、池尾家のご葬儀に向かう前に、ほんの5カ所ほどだが禊いでまわった。

 

岐阜県はアルカリ性単純泉と重曹泉の名湯ぞろいである。とくに池田町にある『池田温泉』『湯華の郷』は“うなぎ湯”と言われるトロトロの純重曹泉である。

 

ヌルヌルすべすべとしたお湯はとにかく肌ざわりがよく、入湯しただけでお肌はツルツルすべすべになる美人の湯なのである。

 

じつは名古屋市内にある『ホテルドーミーイン』は、この池田温泉からお湯をタンクローリーで運び、入湯できるようにしてある。ここでこの池田温泉を知り、どうしても本家に入ってみたいと思っていたのである。

 

行ってみてやや残念に思ったのは、消毒の塩素臭が強いことである。たぶん、岐阜県の保健所の指導が厳しいのであろう。しかも、アルカリ性の強いお湯は塩素消毒が効きにくく、塩素の投入量を増やす必要があるのである。

 

しかし、そのあとに訪れたいび川温泉『藤橋の湯』pH9.7のアルカリ性単純泉の非常にまろやかなお湯であった。塩素臭もほとんど感じない素晴らしいお湯だったのである。

 

揖斐郡というのは山の奥の奥に入ったところにあり、『西国三十三番札所』の谷汲山のお寺のふもとに位置するのである。

 

関東方面の方には、西国三十三番といってもなんのことかわからないかもしれぬ。しかし、関西方面のおじいちゃん、おばあちゃんは、こぞって御朱印帳を持ってまわるありがたい霊場なのである。

 

そして、その三十三番ある札所の最後が谷汲山なのである。

 

法事や初盆のとき、関西ではこの三十三番の御詠歌を正座して唱え上げる。40分ほどかかり、足がしびれにしびれるのである。

 

その谷汲山にきょうは初めてお参りができるのである。

 

「ありがたい、ありがたい」

 

きっと、禊ぎを口実に(あ、言っちゃった)、谷汲山に呼ばれたのではないかと思う。

 

 

参道を歩いていたら、いきなりでっかいアオダイショウとご対面までしたのである。証拠写真もばっちし押さえたのであるが、後日、編集の過程でうっかり消してしまって残念である。

 

そして、いよいよ、夜は池尾くんのおばあちゃんの通夜に参列した。

 

池尾くんのご家族とは初めてお会いする。が、しかし、私はとてもよーーーく知っているのである。初めてお目にかかるにもかかわらず‥‥。

 

そして、私がもっていたご家族のイメージと、実際のみなさまを比べて、フムフムするのである。

 

いろいろな歴史があり、その中で彼は育ってきたのであるなぁと、そんなことを考えながら、いつもお葬式ではフムフムしているのである。

 

 

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