バレンタインデート

2月14日はバレンタインデーであるが、私の誕生日

でもある。

だからして、昔からよく誕生日プレゼントはチロルチョコレートなどでごまかされたものである。

が、しかし、最近、私は糖尿病宣言をしており、「チョコレートは食べられませんからね！」と言っているため、ついになにももらえなくなった今日このごろなのである

今年の2月14日は東京でヒーリングワークをやっていたが、池尾カウンセラーとの二人トレーナー体制であった。

ここで、はっきり言っておきたいのだが、池尾カウンセラーからはなにももらうことがなかった！

これはけっして、根にもっているとか、いまだに恨んでいるとかいうことではなく、これから大きく育っていただきたい池尾カウンセラーに、人の道といおうか、礼儀といおうか、そうしたものを学んでもらいたいがゆえのグチ‥‥、いや、いかん、励ましのコメントなのである。

そんなわけだからして、この日、私は18時ごろに自分の担当のセッションを終えると、「後は任せた」と言い残し、セミナールームを後にしたのである。

この日、私は女子大生とデートだったのである

というまわりくどい言い方をしたところで、読者のみなさんはきっと、「また娘に小遣いをせびられにいくのかい？！」と思われているに違いない。

まさにその通りなので、返す言葉はない。

たまたまこの週は東京だったので、娘と「メシでも」と約束をしていたのであるが、意外と忙しく、万障繰り合わせた結果、この日しか空きがなかったのである。そして、約束してから、この日は14日でバレンタインデーだと気がついた。

バレンタインデーの日に妙齢の娘を拘束するのはいかがなものかと思い、大丈夫なのかと聞いたところ、遠距離恋愛ゆえか、「彼にはチョコを郵便で送った」とのこと。であるからして、約束したとおり、食事に行くことにしたのである。

この日、東京の著名なレストランはすべて予約でいっぱいである。

そこで、娘に田町まで来てもらい（この週末のヒーリングワークはいつもの田町の会場で行っていた）、『ぢどり亭』に行ったのである。

大阪方面の読者のみなさんは、「東京に行ってまで、ぢどり亭かい！」とお思いであろう。大阪方面の打ち上げは、『敦煌』か『ぢどり亭』と相場は決まっているのである。

しかし、うちの娘が『ぢどり亭』に行ったことがなかったので、チキン南蛮やキュウリ漬、もものたたきなどの名物料理を食べさせたかったのである。

ふだん、一人暮らしゆえ、ろくなものを食べていないのではないかと危惧していたのであるが、やはりウマいものに飢えていたのであろう、それはそれはものすごい食欲であった。

律儀にも、パパに誕生日プレゼント

を買ってきてくれたのであるが、もちろん、パパもその30倍相当のお小遣い

をあげたのである。

女子大生にデートしてもらうわけだからして、身分をわきまえ、それなりのことをせねばならないと思っている。ひょっとしたら、うちの娘はお友だちから、「きょうもサイフとデート？」などと言われているのかもしれないが、なんと呼ばれようとよいのである。

この翌週には、私とうちの嫁の誕生日が4日しか違わないのでそのお祝いと、息子の大学合格祝いを兼ねて、最近、お気に入りのレストラン『シュバル』 で祝杯を上げた。なんとその日は、わが家の貸切状態であった。

みなさん、ぜひとも、このレストランをご贔屓にしていただきたいのである。

いまなら、「平さんの紹介です」と言っていただいても、言っていただかなくても、もれなくマーマレードひと瓶もらえます。

さらにその後、母親が大腸ポリープの内視鏡手術を受けたり、子ネコのくくプクちゃんとココシャネルちゃんがもらわれていったり、野良猫の子ネコ（まだ名無し）がうちの近くで死んでいたのでお葬式をして埋葬してあげたりと、なにかと忙しかったのである。

3月からは、1年ぶりにカウンセリングを入れることとしたので、その準備にも忙しい。

今年の春は、なにかとめまぐるしいようなのである。

ちなみに、うちのまわりのメスの野良猫