年末年始の私は、なにかと忙しいのである
消防団の夜警に行かなくてはいけないし、この年末は29日までセミナーをしていた。
さらに、セミナー後のカウンセラーと事務所の大忘年会は社長みずからが幹事として仕切った。よって、セミナーをしながら忘年会の会場と打ち合わせをするなど、とても忙しかったのである。
読者のみなさまは思われるかもしれん。
「もうそろそろ、人に任せられたらいかがでしょう‥‥?」
おっしゃるとおりなのであるが、性格的にやりたいのである
料理もぜんぶ自分で決めた。できるだけ安く、できるだけおいしく食べたいのである。
この日、料理は事前に決めてあったが、「酒は飲み放題である!」と宣言をした。
会費は一人3.000円で「超過分は社長がもつ!」とも言った。
が、しかし、である。
きょう、この場にいるメンバーは、人の心を理解する専門家であるカウンセラーとうちの事務所スタッフなのである。
だからして、日本語の奥ゆかしさを考えていただきたいのである。
ダチョウ倶楽部の上島竜兵が熱湯風呂を前にして「押すなよ!」と言ったとしたら、3回目には押さねばいけないというのが、奥ゆかしい日本語のルールであろう。
そして、この日、社長様は言ったのである。
「好きなだけ、飲みなさい」。
だからといって、あのように大量に飲まれるのはいかがなものであろうか
いや、ケチくさいことを言っているのではないのである。
ただ、思いやりというか、慈愛というか、そういったものがカウンセラーであるきみたちには必要なのではないだろうかと訴えたいだけなのである。
何度も言う。
ケチッているわけでも、グチッているわけでもない。
これは、カウンセラーや事務所スタッフのさらなる成長を願っての、社長様の心からの祈りだと解釈いただきたい。
そして、読者のみなさまに想像していただきたいのは、宴会終了後、ものすごい超過料金を払うことになり、年の瀬にこの大きな体を奥さまの前でコンパクトに丸め、正座した私がいたということなのであります。
30・31日は、家の大掃除やお正月の飾り付けもせねばならない
ネコのえさも買いにいかなければならないし、焼きいもも作らねばならないのである
そして、お正月はひたすら寝て暮らした
元旦の夜から2日の朝にかけては11時間も寝た。
「よく寝られますね」と多くの人に言われるが、私はいつもメシはうまいし、夜もすこぶるよく眠れるのである。
そして、その結果がどうなるかは推測いただきたい。
が、しかし、去年と違って血糖値が高い私は、一カ所をのぞき、ちゃんとひと皮むけているのである。
去年は正月にさんざん餅を食ったが、今年は3つだけにしておいた。
さらに、去年から始めた『十日回峰行』にも、正月早々、チャレンジしたのである。
関西方面は新年の2日と3日は大雪であった
しかし、3cmほどの積雪を踏みしめての山歩きは爽快で、年の初めからとても気分がよかったのである。
山道には、私の前にはイノシシかシカだけが歩いたのであろうと思われる足跡がついていた。
さらに新雪の上に私の足跡を延々とつけていくのは、とても気持ちのよいものである。
そして、いつもなら、ひと汗流しに近所の温泉に行くところなのであるが、お正月はどこもたいへん混み合って、たいへんなのである。
私は基本的に週末が仕事で、比較的ヒマなのは平日の昼間であるので、いつも空いた温泉にしか入ってはいない。
だからして、混雑している温泉はあまり経験がないのである。
大晦日の31日、いつもの近所の温泉に行ったところ、“芋の子を洗う”というのはこういうことをいうのだなというような状態の混みようであった
どうも、女性風呂はもっとすごかったらしく、おばさんが受付の人に「チケットを買いましたが、入れないのでお金を返してください!」と怒鳴っていた。
しかしながら、この日は大雪のために車で来られないお客さんが多かったのであろう、よく空いていたのである
というわけで、飲んで、食って、ちょっと歩いて、そして、温泉に入った年末年始だったのである。