屋久島紀行(その2) | 平準司@神戸メンタルサービス カウンセラー養成・個人カウンセリング・心理学の講演、執筆を行っています!

屋久島旅行の初日、雨は止みつつあったものの、われわれは急きょ、温泉と滝を見にいくツアーに変更したのである。


飛行機が昼に着いたものだからして、われわれ全員、腹が減っていたのである。ひもぢぃ

「さて、なにを食べようか?」という話になったのであるが、私は屋久島でこのような日があった暁には、ぜひに行きたいと思っていた場所があるのである。


いまや屋久島や世界遺産となり、それなりの高級ヴィラやプチリゾートホテルなどもできているのであるが、少し前までは、『屋久島岩崎ホテル』 が唯一の高級リゾートホテルであった。


ここのテラスラウンジからはモッチョム岳が一望でき、それはそれは素晴らしい景色なのである。
リゾートホテルの写真集でいつもため息をつきつつ見ていたものだからして、ぜひとも、ここに寄ってみたかったのである。音譜


ここで優雅にランチを楽しみ、そして、まずは温泉に向かうこととした。
記念すべき屋久島の1湯目は『尾の間温泉(おのあいだおんせん)』 である。onsen*


この温泉は、足元湧出泉といわれる湯船の底からお湯がダイレクトに湧いているという、それはそれはもう、素晴らしい温泉なのである。


しかも、泉温が50度ほどあるので、湯船のお湯も45度近くあり、とても熱い。
熱いお風呂が大好きな私はまったく問題ないのであるが、普通の人にはちょっとキビシイ泉温であろう。


しかし、入ってみてビックリしたのであるが、なんと、“うなぎ湯”なのである。
うなぎ湯というのは、まるでお湯がヌルヌルのローションのような純重曹泉と呼ばれる温泉の特徴で、とにかく湯がヌルヌルトロトロする。うなぎ


東北の鳴子温泉の近くにある中山平などがうなぎ湯では有名なのであるが、私の体感では、いまは閉鎖されている、中山平一と呼ばれた『東蛇の湯』 よりもヌルトロする。

「こ、これはすごい‥‥!」アップ


じつはこの日、この湯よりもさらにすごいうなぎ湯に出会うこととなるのであるが、この時点ではまだなにも知らず、この湯に感動していたのである。


しかしながら、どれほど素晴らしいお湯とて、この湯では長湯はできないのである。
そう、熱すぎるので‥‥。


同行した小倉カウンセラー などは、もう、のぼせて、ゆでダコのようになっている状態である。クレクレ


さっさと上がり、湯冷ましにこの温泉の近くにある千尋の滝(せんびろのたき) と呼ばれる滝に向かった。

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ふだんはどのような状態かはわからねど、けっこう迫力のある滝であった。

なぜか、われわれ一同、いきなりハイテンションになり、さらに屋久島一の大滝である大川の滝にも向かうこととしたのである。


千尋の滝が滝らしい滝だとしたら、大川の滝は岩肌を糸のように流れ落ちる滝なのである。


なかなか写真では迫力は出ないのであるが、滝のふもとまで行き、幅広く流れ落ちる様子を身近でみると大迫力である。


そして、滝を見て、時間つぶしをしたあと、われわれはいよいよ評判が異様によい『JR屋久島ホテル の大浴場に向かったのである。


この温泉は、ホテルの開業とともに掘られたようであるが、とにかく評判がよいので、ぜひとも入ってみたかったのである。


しかし、日帰り入浴の時間は15時から18時と短い。


われわれは、本日のメインイベントと称し、この温泉に入りにきたのであるが、その泉質たるやビックリするほどの純重曹泉で、もう、まちがいなく、化粧水に入っているぐらいのトロトロのうなぎ湯であった。


こちらの温泉は40度ぐらいの適温となっていて、とても快適に入浴できる。
先ほどふれた『尾の間温泉』よりもさらにヌルトロし、たぶん、私の基準では日本一ヌルヌルする温泉だといえよう。ブタさんブヒ


今日は大雨の屋久島であったのであるが、温泉の神が微笑んだような素晴らしい一日になったのである。合格


屋久島には、このほかに『平内海中温泉』 といわれる、干潮のときだけ湯船が露出し入れるようになっている温泉や、『湯泊温泉』 といわれる海岸べりの露天風呂、『楠川温泉』 と呼ばれる湯治温泉などがあり、温泉マニアとしてはたまらないエリアなのである。キスマーク



その3につづくブタ