腕時計 | 平準司@神戸メンタルサービス カウンセラー養成・個人カウンセリング・心理学の講演、執筆を行っています!

今週の日曜日、大阪で感謝祭があった日、私は朝早くから、村の行事で草刈りをしていたのである。
私の住んでいるところは、ものすごいど田舎であるので、何かと村の人たちが集まってする行事が多い。


7月などは、毎週、草刈をしているようなものである。
この日も、朝から村の人が総出で草刈をしていたのであるが、急に風雲急を告げて、バケツをひっくり返したような大雨になったのである。
あっという間にずぶ濡れになってしまった私は、どうせずぶ濡れになってしまったんだから、と刈りかけた草をずぶ濡れになりながらも、最後まで5分間、がんばって刈ったのである。
そして、雨宿りをしながらふと時計を見たら、なんと文字盤が水没していたのである。
「あぁ、また終わってしまった・・・」
この11年間で、7個目の時計が、死んでしまった瞬間であったのである。


私は、なぜか時計との相性が悪い。
ひどい場合になると、買って2週間以内にガラスがこっぱみじんに割れたりする。
自覚はないので、メーカーのせいなのか、はたまた私の寝相が悪くて、寝ている間にどこかにぶつけてしまうのかは不明なれど、相性の悪い時計はすぐつぶれてしまうのである。



今回も、ちょっとおしゃれな時計だったので、防水が2気圧しかなく、今年のようなゲリラ豪雨の中で、5分間も腕を振り回しながら草刈をしていたものだから、あっという間にやられてしまったようである。
しかしながら、この時計はまだマシで、1年近くも私のために働いてくれたのである。

今回のことがあってから、時計屋さんに行ったのであるが、私はついついおしゃれな時計を買ってしまいたくなるのである。
しかし、ファッション時計は往々にして、かわいくきれいな女性のごとく、あまり丈夫ではないようなのである。


しかし、時計がないのも不便なので、困っていたところ、息子の机の上に腕時計が1個堂々と放置してあったのである。
うちの息子は、時計を腕にはめたりするのが面倒くさいようで、いろんなところに腕時計を放置しているのである。
だからして、ちょっと1日借りたのである。


彼の腕時計は、カシオのGショックと呼ばれるスーパー丈夫な時計なのである。
この時計、アメリカなどでもそれなりに売れていた時計なのだが、アメリカのバラエティ番組で、「そんなにじょうぶな時計ならば・・・」とアイスホッケーの選手がGショックを思い切りシュートし、ゴール手前でゴールキーパーがこれをキャッチし、果たして動いているかどうかを実験したのである。
巨漢のアイスホッケー選手が力まかせに時計をシュートするのだからして、その瞬間に壊れているだろうとみんなが思ったその矢先、なんとカシオのGショックはゴールキーパーのミットの中で、何ら変わらずに動いていたそうなのである、。
もちろん、この番組以降Gショックが売れに売れ続けたのである。


息子の時計を借りて、このことを思い出したのである。
そうだ、どれだけの時計に相性が悪い寝相の悪い私でも、この時計ならば、だいじょうぶではなかろうか?


そこでさっそくGショックを買い求めるために、時計屋さんに向かったのである。
店員さんの話によると、この時計は、丈夫なだけでなく、ソーラーパネルで電池交換不要なのである。しかも、20気圧の防水なのでプールで泳いだり、今回のようなゲリラ豪雨のさなかであったとしても、何の問題もないのである。
さらに、腕時計のクセに電波時計であり、秒単位で正確な時を刻んでくれるのである。
おー何とすばらしい。


あとは、デザインを決め、時計を買い求めるだけだったのであるが、これだけじょうぶですばらしい時計にもかかわらず、唯一の欠点があったのである。
私の腕が太すぎて、ベルトが締まらないのである。


数あるGショックの中で、何とか私の腕でベルトが止まる時計が、3個だけあったので、選択の余地なく一つを選んだのである。
なぜ、選択の余地なく、と書いたかと言うと、残りの2つは、10万円をもする特別用途用の仕上げ時計だったからである。


とりあえず、何とかじょうぶな時計を1個手に入れたのであるが、腕ですら、もう、あとがない状態になっているようなのである。