運慶が彫った閻魔大王像「笑い閻魔」に癒される!鎌倉の円応寺 仏教においての「三毒」 | 榊原平のブログ―安城·愛知から世界に学ぶ Taira Sakakibara’s Blog : A Global Learner from Anjo and Aichi

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榊原平と申します。愛知県安城市出身・在住。常に学び、観察し、考え、人や社会に共感し、このブログでは自分が学んだことや考えたことや感じたことを書いています。このブログで安城・愛知から世界へつながり(Solidarity)を作りたいと思っています。

鎌倉円応寺

 

鎌倉円応寺は、神奈川県鎌倉市にある臨済宗建長寺派の仏教寺院です。

本尊は閻魔大王 (運慶が彫った閻魔大王像)

本尊は閻魔大王で、仏師運慶の作と伝わります。

 

閻魔堂や十王堂とも呼ばれ、亡者が冥界において出会う十王を祀っています。

また、延命地蔵やお釈迦様の像もあります。

 

建長二年(1250年)に智覚禅師によって創建されたとされますが、その後足利尊氏や元禄地震などの影響で移転や再建を繰り返しました。JR北鎌倉駅から徒歩約15分の場所にあります。


閻魔大王は、仏教においての「三毒」(貪り、怒り、愚かさ)を裁く王様です。

仏教においての「三毒」

「貪り」「瞋」「痴」は、それぞれ「とん」「じん」「ち」と読みます。

これらは、仏教において「三毒」と呼ばれる根源的な煩悩を表す言葉です。三毒の意味は以下の通りです。

  • 貪り(とん)は、貪欲(どんよく)のことで、欲しいものなどに対して執着する心を意味します。
  • 瞋(じん)は、瞋恚(しんい)のことで、怒ること、腹を立てることを意味します。
  • 痴(ち)は、愚痴(ぐち)や愚癡(ぐち)のことで、真理を知らず、物事の理非の区別がつかないことを意味します。

私たちは生きている間に三毒によって様々な罪を犯してしまいますが、死んだ後に閻魔大王の前に立ち、自分の行いを懺悔することで罪を許されると信じられています。

 

閻魔大王は厳しい顔をしていますが、実は私たちの幸せを願っている優しいお方です。

 

運慶が彫った閻魔大王像は、「笑い閻魔」と呼ばれています。

 

これは運慶が生き返った喜びを表したという伝説があるからです 。


 
 
 
 
 

参考