最近、台風がよくくる・・・
お陰様で、被害はないんだけど、雨が激しいとテラスには水が入ってくるんだよね。
すでに玄関と裏口には、コンクリで堰を作っているので、家の中にまで水が入ってくることはもうない。
以前は、水はけだけはよかったが、隣の叔父さんの家が豚の飼育小屋を作った時に、排水のための大きな穴を掘り、その土を放置して以来、大雨が降ると、裏庭に水が貯まるようになった。
ある程度の土は、除去してもらったが、それでも以前よりは、水が引くのに時間がかかるようになった。
そして、月に何度か、重たい鉄の棒で、エッチラエッチラと土を耕すことで、数時間で水たまりがなくなるようになったわけなのだが・・・
テラスの前に、どうしても水が貯まるんだよね・・・
適当にコンクリにしたところが、へこんでいるからなんだろうなぁ。
自然に水がはけるわけでもなく、数日、放っておくと悪臭も漂う・・・
堅めのヤシのほうきで、水を土のところまで掃くのだけど、ヘドロ状になっている泥がうまく掃けなくてね・・・
困った時には、LSZADA(通販)の出番だ。
↑ で、見つけたのがコレ!
これで泥をかき出せば、楽になるよね。
と、届くのを、今か今かと楽しみにしていたんだけど・・・
柄がついていなかった・・・
写真で見た時には、あったような気がするんだけど???
と、再度、確認してみたら・・・
別売りだった・・・
もう一度、頼む、という手もあるにはあったけど、こちらの通販は届くのが遅い。
2週間でくればまだいい方で、下手すると1か月以上かかる・・・
届くころには、何を頼んだか忘れている、なんてことも、フィリピンではあるあるなのよ。
仕方がないから、ホームセンターみたいなところに現物を持っていき、
「これの柄ってある?」
と、聞いてみたのだが・・・
「ないっ!」
と、従業員に、けんもほろろに言われてしまった・・・
ないのか・・・
しょうがないから、また頼むか・・・
と、諦めて帰ろうと思ったんだけど、そういえば、と、思い出した。
確か、あの重たい鉄の棒も、ここのホームセンターにはなく、そこから歩いて数分の、ド・ローカルな建材屋にあったんだったよな。
近いし、ダメ元で寄ってみるか。
と、店を訪れ、現物を見せて、先ほどのホームセンターと同じく、
「これの柄ってある?」
と、聞いてみると、
「木でいいの?」
「何でもいいけど。」
「ついてきて!」
と、店の奥のに連れて行かれる。
店の奥、というより、店の裏側?
結構、広い敷地に、木材がたくさんあって、ガーガーと大きな糸鋸の機械が動いている。
6・7人ほどの作業員がいて、木を機械で切っていた。
「あの人に聞いてみて!」
と、案内してくれた店のオバちゃんに言われ、奥で作業をしていたおっちゃんに再度、聞いてみたら、
「できるよ!どのくらいの長さがいいの?」
「このくらい?」
と、両手を一杯に広げてみたら、
「よっしゃ!」
と、でっかい糸鋸の機械を動かし、完全に目分量だったけど、本体にきっちり取り付けられるように木の棒を削ってくれた。
「柄の部分は丸くする?」
「お願い!」
いや、丸くはぜんぜんなかったけど、角材だったのを、角も削ってくれた。
案内してくれたおばちゃんには、この人にお金を払って、と、言われていたから、
「いくら?」
と、聞いたんだけど、
「ワン バイ ワンって言って、店で払って!」
と、言われたので、お礼を言って、店に戻った。
「向こうで、ここで払ってって言われた。ワン バイ ワンだって。」
と、言うと、
「〇〇ペソ」
「え?」
Sixteen(16)かSixty(60)か、イマイチ聞き取れない・・・
だいたいこういうところは、店で品物を買う値段に加え、作業料として、作業をしてくれた人にも払うんだよな。
なので、100ペソを渡し、
「お釣りは作業してくれた彼にあげて。」
と、店を後にした。
しっかりとハマってしまったシャベルと木の柄・・・
シャベル部分が結構、鋭く危ないので、行きに入れていったエコバックをかぶせ、バスに乗って帰って来た。
前回の鉄の棒もだけど、ローカルな生活をするには、ちゃんとしたホームセンターなんかより、こういう店の方が便利なんだな。
今度からは、直接、ここに来よう。
