アセアンの国際会議が、ここマクタン島で開催された。
引きニートの私にとっては、寝耳に水状態であったが、それでも、週に一度、セブに出る際に、いつもとはちがう?みたいな違和感を感じていた・・・
その一つがさ。
そこら中に、壁ができていたこと。
最初に見たのは、親戚のやっている洗車場で・・・
私のバイクの置き場にもなっているそこに、ある日、突然、壁ができていた。
それは、そんなに大きなものではなく、べニア板でできたもので、葉っぱの模様のラッピングがされてあって、鉢植えの植物なんかも飾られていた。
壁の一部が、竹で編んだようになっており、割とおしゃれ?
なんて、思ったんだけどね・・・
何のため?
って、思ったよね。
以前、私のバイクを置いていた場所なんだけど、オーナーが突然、そこにネットカフェ(といえば、聞こえはいいけど、パソコンを並べただけの、この辺のクソガキちゃんたちが小銭でゲームができる場所)を建てた。
それは、本当に掘っ立て小屋のような佇まいで、ただのべニア板で囲っただけのもの・・・
そのネットカフェ(?)の道路側に、突然、この壁ができたのだから、目的がよくわからないなぁ、と思ったわけ。
朝から昼にかけて、強烈な日差しが当たるから、日よけとか・・・?
なんて、思っていたんだけど、それはあくまでも、ここのオーナーが建てたものだと思っていたんだよね。
ところが。
バイクで出かけた際に、同じようなものが、あちこちにあった。
大きなものから、洗車場にある小さなものまで、様々であったが、基本的なデザインが同じ。
そういえば・・・
何年か前にも、こんなの見たような覚えがある。
そうそう、大きな国際会議があるとかで、どういうわけか、大きな道沿いに、時々、こんな壁ができていたっけね。
前回のは、ただのべニア板だったけど、今回のは緑が入っているんだけど。
と、ここで、ようやくまた何かあるんだな、ということに気が付いた、というわけ。
で、気を付けてみると、道路の両脇の電灯に、アセアン会議開催、みたいなバナーが飾られていたので、ようやくなるほど、となった。
そういえば、昔、やはり大きな国際会議の最中に、いきなり道路が全面、通行止めになり、たいへんな目にあったことがある。
各国のビップが通る際に、いきなり道路が封鎖される。
一応、事前に、そういうことがある、というアナウンスはされていたが、具体的な時間は告知なし。
それも、日に何度も。
運悪く、道路封鎖の時間帯に、道路に出ていると、その間は、ひたすらビップが通り過ぎるのを、そのまま待たねばならない。
マクタン島は、道が少なく、迂回する道も限られている。
その頃は、私の足は、ジプニーのような乗り合いバスであったために、ひたすら暑くて狭い車内で待った記憶が・・・
ま、今回は、仕事に出る日ではなさそうだし、家に引きこもっていよう。
と、そんなある日の夕方。
猫の餌を買いに、近所の雑貨屋に徒歩で出向いた。
その帰り道、いきなり道路にたくさんの警察官が現れ、車両がまったくなくなった。
ウチの前の国道は、予告されていた道路封鎖の対象ではないと思っていたが、もしかしたら、ビップの泊まるホテルまでの通り道かもしれない。
いきなり通行止めとなり、走っていた車両が次々に止められ、道路の脇に待機させられていた。
単車やトライシクルも。
そのうち、足を失った多くの人々が、道路の脇を歩いてきた。
うわ、たいへん。
というわけで、私は、迂闊に外には出ないことにした。(ま、いつもと変わらないわけなんだけど。)
国際会議の2日前になって、我がラプラプ市は、国際会議の開催される数日間は、仕事はなし、というお触れが出た。
これまたいきなり・・・
ヒキニートの私には関係ないけど、これ、仕事を管理している人はたいへんだろうなぁ、と、同情したりして。
ま、通勤途中でいきなり道路封鎖になるのも悲惨だけどね。
話を戻すけど、道路脇の壁さ・・・
前回にも思ったけど、どういう基準で建てているのかよくわからない。
目隠し的な?
しかし、安全面を考えると、視界を塞ぐというのは、どうなんだ?
そういえば、前回のべニア板の壁は、いつの間にかなくなっていたけど、あれは、建てた側がきちんと撤去したのか、あるいは、その辺の住民が、再利用したのか?
今回のは、どうなるのはわからないけど、その場しのぎ的な感じが、なんともフィリピンらしい、と思ったりする・・・