フローリング補修 | 補修屋すぎちゃんのマッタリブログ

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タイジュリペアという名前で1人で活動しているノンビリ補修屋。
中々進行しないガンプラ製作とユルい日常。たま~に仕事であるお家の補修写真。
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久々に補修写真を。








写真じゃ少し分かりにくいですが家具か何かの引きずりへこみです。
このような引きずりへこみが…






この一帯に無数にあります(゜〇゜;)
下に床暖が入っておりメーカー側にも同じフローリングのものはもう無いので補修で何とかという事です。
さらに写真には撮りきれないので省略しますがキッチン前にも同じようなもの(冷蔵庫の引きずり跡?)があります(下見の時には気づかなかった)
さらに他にフローリング傷や建具傷、その他とあるのでとてもじゃないですが1日では終わらない。
分譲賃貸物件なのでグレードも高いので仕上げ、強度共に高レベルまで上げなければ。

1日目はクリヤーパテでは乾きが悪い、ベタつき感がある、完全にクリヤーではない、今回の現場のフローリングの色から考えて黄変が目立ちそうとの考えから結局アルテコジェルで不規則に引きずられまくったへこみを荒々とヘラで埋めて削る事にしたのですがリビングにキッチンにとこれだけ広範囲にアルテコジェルを塗りたくるのは初めてでアルテコプライマー吹くと発泡して巣穴が出来やすそうなので自然乾燥させてる間に他の箇所の傷補修を進めていると部屋中に命の危険を感じるほどの臭いが充満。
もちろん換気はしてましたが一瞬で喉が痛くなりました。
仕事中の私は助っ人などいない、一人である以上頼れるのは自分だけなので責任持って自分で解決するしかないとの思いなので意外と集中力高く喉の痛みも一時的だろうと気にせず黙々と作業続行。
アルテコジェルを削りたおしてさらにトロテコでレベリングさせまた削りたおす。
肘がおかしくなりそうになったところで1日目終了。

2日目は朝から2液ウレタンのサンディングシーラーでさらに微妙に面が出ていない不陸を調整していく事に。
少しでも面が出ていない部分があるとワックスで艶を上げた時にモロに目立つ。
何事も下地は大事。

2液ウレタンサンディングシーラーを吹くのはこいつ



ワグナー。
小型で軽くコンプレッサーに比べ持ち運びに便利ですがこのHV690はもう廃盤になってしまってます。


こいつで吹き付けては乾燥、その間に他箇所の傷補修、表面乾いたところで研ぎ出す。
本当はじっくり乾燥させないとですが時間がないので強制的に進めます。
そんな事を何回か繰り返し最後にワグナーでベッタリとサンディングシーラー吹き付けて2日目終了。

3日目、一晩乾燥させただけあってサクサク削れるくらいに乾いている。
へこみ部分もヒケはなくなり寧ろ少し盛り上がり気味なのでこれを削りたおせば完璧に面が出る。






ふむ。
納得。





削りカスだらけになった養生を一度めくり…



最後の仕上げ用に養生をし直す。


サンディングシーラーを1000番ペーパーまで仕上げた面をフラットベースで艶調整した2液ウレタンクリヤーをまたワグナーで吹き付けて仕上げる。





ふむ。
ほどよい艶。


さらにワックスで艶を上げる。




不陸がないようしっかり面出ししたのでピカピカにしても埋めた跡とか全く出ません。

納得して終了。

このあと、塗装道具やら材料やらを車へ運んでいるとき異常に呼吸が乱れしんどいなぁと思いながら運んでいたのですが…
帰って熱計ると39.3度(゜ロ゜;
無事作業終えて集中力切れた途端に気が緩んだせいなのか…いや、1日目の喉がやられた時から既に蝕まれていたんだろう( ̄▽ ̄;)

この日からしばらく高熱続きの日々でした(/´△`\)