学生時代の仲間と一緒に仕事をすることが
人生におけるひとつの目標だった。
あと5年くらいかかるとおもっていたけど、
案外すんなりとその目標は達成された。
今回、アメリカでアスレティックトレーナーの資格を取得し
今もアメリカで活躍している山口淳士くんに講義に来てもらった。
今日はアメリカと日本のトレーナーの違いで感じたことを
備忘録として書いておこうと思う。
※ものすごく僕の見解が偏ってたらごめんなさい!!
■ 圧倒的な違い
大学時代の僕は
アメリカでATCの資格を取ってきた人
=めちゃめちゃすごい人、なんかよくわからんけどとにかくすごい人
という浅はかな考えだった。(笑)
仕事内容もよく知らないし、何をしている人なのかもよく知らない。
ただアメリカというスポーツの最先端で活躍しているすごい人がATCだと思っていた。
全てにおいて日本が劣っている・・・
そんな間違った認識を持っていた。
日本が劣っていたのではない。
僕が出会ったATCの方々がスゴすぎただけ。
日本は劣っていない。
ただいいとか悪いとか関係なく大きな差があると感じた。
それは『システム』の差だ。
アメリカはシステマティックだ。
評価に関しても複合的なテストをし、最終的に答えを出していく。
ある程度、誰がやっても同じ答えが出てる。
そして同じ運動やリハビリの処方がされるような感じがある。
再現性が高いし、システムがあるので学びやすい。
そしてトレーナー同士が共通言語で話せる。
逆に日本は職人的。
システムはない。そんなものは自分で覚える。
動作評価?見たらわかるやろ!というような感じ。
再現性はないが、すごい人はとてつもなくすごい。
歩いているだけでどこの筋肉が硬くなって、関節が動かないのか。
そしてすこし背骨を触っただけでどこの臓器の不調があるかとかも
わかる人もいる。(本当の話)
例えばだが
日本のトレーナーは
レベル1~レベル100がバラバラに100人いる感じだとすれば
アメリカのトレーナーはレベル50~80が100人いるような感じ。
トレーナーの勉強をしたてでもシステムを活用すればいきなり
50くらいまでレベルがあがるような感じ。
■ 日本とアメリカ、どっちがいいのか
学生からよく質問される。
いかにアメリカのトレーナーが素晴らしくて日本は遅れているか。
そうやったら追いつけるか。
比べるのが不毛だろう。アメリカと日本で文化が違う。
文化が違うのに比べても無駄だ。
テニスとバスケットを比べて
『どっちが強いか』を考えるくらい比較のしようがない。
アメリカにはスポーツの圧倒的な文化がある。
大学が何万人も収容できるスポーツ施設を持っていて、
予算が億単位だったりする。
州によっては高校にATCを置かなければならないという制度もある。
逆に日本は圧倒的な文化はない。
スポーツにお金を払う文化もあまりない。
手先が細やかなので治療技術や、人を触るということに関して
長けているという事実がある。
アメリカ化する必要はない。表面上の真似をしても無駄だ。
文化から真似るくらいのことをしないと、アメリカのシステムを入れても
需要は生まれない。
■ ないものねだりをする僕たち
基本的に人はないものねだりをする。
隣の芝は青く見えるからだ。
アメリカをすごい!日本は劣っているという人がいる。
ならアメリカに学びに行けばいい。僕はそう思う。
日本で学ぶよりもアメリカに行った方が二度手間にならないだろう。
日本には日本の良さがある。
それを受け入れられないなら外に出ればいい。
ないものねだりをして羨ましがるだけなのはやめた方がいい。
きっとチャンスが目の前に来ても、そういう人は行動できない。
チャンスを掴む2016年でありたいね。
そんなことを思う今日この頃です。
英語で話している夢を見たけど英語の意味は理解していない
就活トレーナー わっきー
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