夏の歌 って言ったらこれったら。 | 吟遊詩人の遺書  La volonté d'un ménestrel

吟遊詩人の遺書  La volonté d'un ménestrel

『「哀しいことは、小さな歌にして」

孤独の弾きたがり、不幸なやつ クロネコナイフ。

その歌の泉、哀しみの詰まったメモ書き。

胸を張れずに隠すもの。』

みなさんこんばんにゃ。

夏も もうすぐ 終わりですが、

このタイミングで クロネコナイフが 

世の中にあふれる「夏の歌」の中で最も好きな この曲を 
オリジナル編曲で お届けするったら。


作詞・作曲 大塚利恵

演奏&編曲 クロネコナイフ(鈴木涼)
制作:2014.6~7 (8/25 ボーカルリテイク)



知る人ぞ知る名曲、「夏気球」である。

「ポポロクロイス物語」のテーマソングと言った方が
ピンと来る人もいるかもしれない。

当時 あまり音楽を聴かないタイプの中学生だった僕にとって、
音楽的な良し悪しが分かったとは思えないけれど、
それでも他のヒットソングと呼ばれる「名曲」たちがどうもピンと来なかった中で、
けしてメジャーとは言えなかった この歌に、
「これは何か違う」と 特別なものを感じたのは確かだと思う。

今 改めて 自分で 編曲して演奏してみると、
クロネコナイフの孤独なメルヘンという音楽は、
相当この曲に影響されているな、と。



「原曲を はじめて聴いたときは 衝撃が走ったね。
こんな 純粋な感情を歌にすることができるなんて・・・。
それで僕も音楽をやってみようと思ったんだ」

などという ロッキンオンジャパン の 2万字インタビュー的なエピソードは勿論なく、
その後 音楽の道に足を踏み入れるまで だいぶ ノロノロするわけでありますが・・・

たった一枚のシングルCDが、
だいぶ後になって 芽を出してしまうなんて事も
どうやら あるらしい という 一例として。