地元の幽霊は・・・ | sulcowsky morpho

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引き寄せの法則を語る人が大嫌いです。

引き寄せの法則、波動、それらの言葉で他人を馬鹿にしたりマウンティングする人がいますが、そう語る自分は何を引き寄せたのでしょうか?

怖い話に登場してくる霊というと、長い黒髪の痩せた女性が多くて私的にはその瞬間ゲンナリする。


あぁ、またソレ、みたいな。


その体験談では長い黒髪、痩せた女性なのねっていう話なんだけど。


うちから車で5分位の橋は、1年に1人事故で死亡しているけれど霊がどうとか聞いた事は無い。そのすぐそばには通称おばけトンネルと呼ばれているスポットが川を挟んで2つあり、小学生の時に全校集会で先生が「塾の帰りなど1人、もしくは子供だけでトンネルとトンネル近くを通ってはいけません!」と言いました。下校前のホームルームの時間に担任からも何度か言われました。


霊が出るから駄目と言うのではなく、そういう所は夜になるとガラの悪い若者達がやってきて騒ぐ。彼らから何か因縁つけられるかも知れない。民家が少し離れているし、地元の人は寄り付かないから何か遭っても助ける人や目撃者がいないかも知れない、子供は対処出来ないでしょ!と言われたなぁ~、こうやって書いてみるとなんだか懐かしい。夜に父と犬の散歩で通った時にトンネルの真ん中で犬が天井を見て唸り声を上げだして恐怖した事がありました。父は笑ってんの。中学の時は、友達のお兄さんが深夜12時頃に歩いていたら向こうから大型バイクが来た…バイクが大好きなので近付いて来るのをワクワク見てすれ違いざまに振り向いたら姿が無く音だけが遠ざかる…ゾ~っとして走って逃げたそうです。


友達は、中学の時に転校して来たので地元で「おばけトンネル」と呼ばれ怖れられている事は知らないのでした。


私は、あれ?!そこは、尼さんの霊が出るんだけど???でした。


私が高校生位の時かな?おばけトンネルから徒歩で5分位のトンネルで真っ昼間にバイクの霊が出たと地元の広報に載った事がありました。


大型バイクに乗った青年が、トンネルの真ん中辺りで派手に転びバイクはグチャグチャ、通りすがりのオジサンが声を掛けてもお兄さんは気絶しているので助けを呼びに走って…昼間なのに霊が出た!出た!とか、おばけトンネルじゃないトンネルで霊が出た!とか今になってみると怖いというよりのどかな話に感じる。事件のニュース、殺伐とした話よりも良いと思っちゃう。


その、おばけトンネルから道をひたすら真っ直ぐ進んで行った所のトンネルは車の死亡事故が多い。たまたま助かった人の話だと後続者が急にアップライトにして「眩しいッ!」と思って目を開けたら病院のベッドに。地下に入るトンネルの出口はT字路で、事故を起こした車は全て猛スピードで目の前の壁に激突して亡くなってしまう。子供の頃に何回か大人同士が「また車が壁に激突したって…」と話をしているのを耳にして怖かった思い出。皆、亡くなってしまうので奇跡的に助かった男性の話を聞くまでは謎のスポットでした。タチの悪い霊が出るトンネル、そこのすぐ側も死亡事故が凄く多い。道幅は広く、街灯もある。どうして、こんな場所で死亡事故が多発しているのだろう?!そういう所って色んな所に存在し、時に牙を剥くのかな。バイクの青年の霊、事故を起こす死神の車、そして、尼の霊。うちの地元に現れる悪霊は、長い黒髪で痩せた女性の霊という定番スタイルではないわね。