先週の金土日はカラまわりしてきました。


カラというのは、 ホレズム王国の都城跡のことなのですが、行ったのは

ちょうどウルゲンチに派遣された去年の11月ぶり。


まわりは砂漠というか、なにもない土地なので、夜の星空が最高で…って


このカラまわりについては次の機会に書きます。

ガイド付きのカラまわりで、とても面白かったので、写真とともにup予定。



今日のブログは別の話で。


ホレズム地方、先週の日曜に何か月ぶりかの雨。

おかげですっかり冬モードにスイッチが入ってしまい、とても寒い。

家のストーブ代わりのガスオーブンも点火しました。


旅の疲れも重なり、久々の大風邪。

熱は微熱なんだけど、咳がとまらなくなり、声が枯れた。

んで、どうしようもなく月~水曜まで仕事お休みしてました。


そして、木曜に仕事に行ったら、副部長(代)のフェルーザが


「おかーさんがあけみが風邪をひいて大変だろうからって、ご飯作ったから、

今日のお昼、家に食べにおいで」と。


めっちゃ優しい。


結局、病院に届けてくれて、看護部長や秘書さんらと一緒にお昼ご飯。

そして、部長から思いがけない一言。


「ホレズムの看護部長らにセミナーをひとつして」と。


以前、春にも先輩隊員がメインとなって看護部長らにセミナーを開催したの

ですが、あれをまたやるらしい。



テーマは「看護ケアについて」で、資料が出来次第セミナー開催すると。


看護ケアって、こっちの人は目を拭いて、耳掃除をして、髪を整えて、

体を拭いてって思ってる。


間違いじゃないんですけど、それを看護部長クラスの人らに説明しろと。

いや、それって改めて詳しく説明するほどでもないはず…


なので、自分は口腔ケアについて重点をおいて説明しますと。


とりあえず、「2週間、私に時間を下さい」と言い、スライドをたいよるやぷまん。




そして、看護部長より「この病院の看護師をどう思う?」と直球。

はっきり言いますと自分も直球返し。


「誰も患者を看ていません。ただ注射と記録物(大統領令による)だけしている。

いくら看護ケアの必要性を説明しても、言い訳ばかりをして、誰もしない。

看護師がやる必要があるって、みんなちゃんと分かってます。

でも、しない。なかには、もうしたと嘘をつく人もいる」と。


看護部長も悩んでるみたいです。


看護師の仕事以外の雑用が多すぎて、看護ケアができていない。

日本はそういった記録物(大統領令による)がないから、看護師として

患者さんにいろいろケアできる時間がある。

でも私たちは難しい。どうしたらいいのかと思っていると。


確かに、看護以外の業務が多いことは事実です。

でも、それを言ってしまったら、なにも変わらないと思う。


例えば、口腔ケアするのも、10分いや、5分あれば十分丁寧にできます。

その数分、彼女たちは座っておしゃべりしているんです。


オムツ交換も、ただサニタリカを呼んでさせるだけ。

看護師として、患者さんを観察しようって意識はまるでない。


あー…、あかん。愚痴になってる。


そや、なんかそこで力になるのが私の仕事や。

頑張らな。






セミナーの話は、チャンスです。とても。

でも、体調不良と時間のなさに自分のやる気は激減。


とりあえず、滞在登録の更新のため、来週まるまるとタシケントに滞在

できるんですが、おかげさまで、事務所にこもって仕事になりそうです。



そして、金曜から猛烈な痛みが出てきた自分の歯。

虫歯知らずな自分を過信しすぎてたかも…

痛くて仕方なく、抗生剤と痛み止め飲んでます。



なんかぱーっとテンションあがる話ないかなぁ~


さっ、がんばろがんばろ。


今日は、グルショダの結婚式。


配属された当初、「いい人いたら紹介して~」などと

冗談言い合ってた彼女。

いつの間にやら相手を見つけて結婚です。


ウズベキスタンでは25歳超えると行き遅れと嘆く…

だから、年齢聞かれて答えるとみんな「えっ、まだ結婚してないの?」と、

大変驚かれ、そして可哀そうがられることもしばしば…


高校卒業して、結婚して子どもは3人、うち一人くらいは男の子を産む。

これがウズベキスタンの普通らしいです。



ぜひ、同じ配属先だった先輩隊員にぜひ写真を送ってほしいと

本人のリクがあったので、公開。


グルショダ自身、カザフスタン人。

夫となる人もカザフスタン人。

なので、結婚後は退職して、カザフスタンに帰ります。


グルショダの結婚披露宴目


まずは普通に親友と登場。


ウズベキスタンの過ごし方



ウズベキスタンの過ごし方



そして、近しい人からアクセや花束のプレゼント。

イヤリングや、ネックレス、指輪など。


ウズベキスタンの過ごし方


ウズベキスタンの過ごし方


これはちょっと初めてみた。



ウズベク流かと思いきや、カザフ流らしい。


進行に大した違いはないです。

ただ、司会、流す音楽はすべてカザフ語だったみたいです。

そして、踊り子や歌手、バンドなどは来ていませんでした。



だから、初めはカザフの音楽では踊れないわ~と言っていた同僚。


が、しかし。

誰かが踊ってしまえば、あとはやっぱり踊り大好きなお国柄。

みんな踊ってました。


ウズベキスタンの過ごし方


そう、ここはディスコティカ。




そして、ICUの師長のあいさつ。


ウズベキスタンの過ごし方




待ってました!旦那様の登場。


花束贈呈にきす。

ひゅ~、お幸せに♡


ウズベキスタンの過ごし方



そして電気が消され、ミラーボールがまわるディスコティカと再度化す…





ウズベキスタンの過ごし方


旦那様も穏やかそうな人で、ディルショダの幸せを願うばかりです。





報告がてらに、いつもお世話になっている元食堂のおかーさんの末息子。

先週、交通事故にあい入院してました。


幸いにも顔面の打撲だけで済んで、脳も問題なし。

経過観察のため、しばらく入院してましたが、明日無事に退院できるとのこと。


事故にあって入院していると聞いたときは、血の気が引きました。

いまは元気に話してくれるし、かさぶた顔ですが、顔の腫れも引きました。


この国、本当に交通事故が多いです。

運転手の多くが、より前に、より早くがモットーらしく、

自分自身、ヒヤッとすることが多いです。


ICUに運ばれてくる交通外傷の患者さんの多くは、飲酒運転。

人付き合いに欠かせないウヲッカも、考え物です。





ブログって書かなくなると、ほんと書かないですね:ドクロ


今日は10月1日。

ウズでは「先生の日」で、祝日です。

祝日を知らなくて、ふつうに病院行ってしまった…


そして、急きょできた時間で、玄関先の木のお手入れをした。

毎週土曜の庭掃除にしろ、確実にウズい住居人となりつつあります。



9月はバタバタしてました。


パフタ(綿摘み)に行って、タシケントで中間報告したり、活動もそれなりに

やり、大家といろいろあったし…


タシケントはやっぱりやふし。

ネットの接続もいいし、携帯の電波も絶好調。

おいしいパスタやピザも食べれる。


そして、今回はなんと!バスタブ付きのホテル。

たまーにあるかないかのバスタブ付き。

ここぞとばかりに音楽鳴らして長湯しました。



大家とのひと悶着?いや、なん悶着あったんだろうか、

引っ越しを余儀なくされそうになったのも、家賃増額で回避。

結局地方隊員は家賃$150まで上限upされ、自己負担もわずかに軽減。


お湯が出ない電気湯沸かし器も無事に直り、あったかいシャワーが

浴びれるようになりました。

もう二度とお金の話はウズ人とはしたくないです。



秋のウズベキスタン、朝晩の気温は10℃をきるようになって、寒いです。

日中は30度行く日もあって、この気温差とパフタの土埃で体調いまひとつ。



ぱふた…

すごいです。国をあげてやっているだけのことはある。


バスが何台も連なって、連れて行かれる様子はなんだか異様。



活動先の病院からも10日間ずつグループに分かれて駆り出されます。

行きたくない人はお金払って免除か、代理をたててます。



これはパフタ初日。

院長より激励のあいさつがあり、昨年のパフタ摘み頑張ったで賞の贈呈です。


ウズベキスタンの過ごし方




これが噂のぱふた。


ウズベキスタンの過ごし方


ぷくっときれいに咲いてるやつは、摘みやすいし、きれい。

思わず頬ずり目




あたり一面、すべてパフタ畑。広大すぎる…


ウズベキスタンの過ごし方




持ち寄ったおかずでお昼。


ウズベキスタンの過ごし方



その後、そこらの土べたでしばしお昼寝してまた再開…



ウズベキスタンの過ごし方


1人ずつ1日のノルマがあって、それ目標に摘みます。

10kg1500スム(40円くらい)になります。


多い人は100kgいくとか。

うちは摘んだの全部他の人にあげたけど、たぶん20kgは摘んだ。

黙々と一生懸命やって20kg。

いったいどうやったら100kgなんていくんだろうね叫び



朝8時~夜8時までの強制労働。


みんな、ほんとお疲れさまです。

こりゃ、パフタの時期は仕事にならんはずやわ。



旧ソ連時代に始まったパフタ栽培。それがすべてだったウズベキスタン。


無茶なパフタ栽培のため水位が減り、アラル海も縮小。

この土地は塩分濃度が高い土地と化し、深刻な健康被害をもたらしている。



あちこちの土から、塩がふいています。


ウズベキスタンの過ごし方


いいのかね、これで…



と、いろんな事を考えながら貴重な体験をさせてもらいました。




10月はカラまわり予定。

ホレズム王国の遺跡めぐりです。

最近アプリで落としたFFにはまっているので、さらに興奮増し。


おまけに滞在登録の更新でタシケントに1週間滞在できる。


かんだいやふし~しっぽフリフリ