お祭りも2日目。


この日は


・ウロック

 頭を落とした羊を馬に乗った人たちで取り合うもの

・【Қўчқор】と呼ばれる羊同士の闘い

・クラッシュ

・ウズの伝統料理

・ファッションショー

                           などなど。



一番興奮したし、面白かったのがウロック。


車に羊を積み、ある程度遠くの距離で落とす。

それを馬に乗った人が確保し、あるポイントまで守り通す。

                            

ウズベキスタンの過ごし方


参加者が多すぎて、いったい何が行われているのかよく

分かりません(笑)


羊を肉眼で確認できたのは、たぶん3回もない…




顔は砂埃でまっくろだし、負傷者も多数。


彼は目の横から血を流しているものの、このあとガッツポーズ。

ウズベキスタンの過ごし方



女性の観客はほぼいなかった。

ウズベキスタンの過ごし方



馬の団体がどーっとこちらに向かって走ってくるのには、

本当に興奮した。


ウズベキスタンの過ごし方

このあと、自分たちの観客席に馬の団体がつっこんできた。

動画に切り替えたから写真ないけど、なんかスクープ映像っぽい

のが撮れました。


面白すぎて、けたけた笑ってる自分の声…


ジザフ、タシケント、カラカルパクスタンなどが強豪らしい。


3月くらいに、それぞれの地域で小規模ながら、迫力のある

ウロックが開催されているらしいので、これからの人には

是非、おすすめ。

闘羊、見逃した。

クラッシュではまさかの柔道隊員が突然ウズ人相手に勝負をする

ことになったものの、それも良かった。

闘うときは、顔が変わるんだねぇ。

あんな表情、初めて見たよ。

伝統料理はいつも食べているので、写真撮ってない…

そして、ファッションショー。



ウズベキスタンの過ごし方

ウズの伝統モノを扱ってた。

かわいい服も何点か。


ウズベキスタンの過ごし方


ウズベキスタンの過ごし方


ウズベキスタンの過ごし方


モデルさんはたぶんプロじゃないんだろうけど、それでも美人揃い。



男モノも数点。


そのなかでも、このデザインはウズでは斬新すぎて、みんなから

どよめきが(笑)


ウズベキスタンの過ごし方



こんな感じで夜はコンサートと花火の予定だったのですが、

帰りの電車に間に合わなくなるので、ここでおしまい。


早くも5月の楽しみが終わってしまった…




今年の抱負である「豊かな生活」を目指して、ウルゲンチ市内は

いろんなところがしっちゃかめっちゃか。


市内を循環していて、生活に欠かせないダマス(乗合バス)も

なぜか止まってしまった。

理由は聞いてもみんな分かってない…


シャワット運河も水量確保のために水止めてコンクリで埋めたて中。


おかげさまで水が出ません…


病院もまったく水が出ないので、井戸水汲んでくるんだけど、

その水も塩分強いので錆びだらけ、臭いし汚い。


誰も手洗いできず、患者のケアがまったくできない…




そして、今日はいつもかわいがっていた犬が死んでたよと報告を

受けて、ちょっとさみしい。


病院の敷地内にいる夫婦犬。


おかーさん犬がた年寄りなのに、なんと死んだのはおとーさん犬。

なんか薬を間違って食べてしまったらしい。



おくやみ。


ウズベキスタンの過ごし方



在りし日のお昼寝の写真。

もう会えないんだね。さみしいよ。



明日は「追悼の日」で祝日。


今日は映画でも見てぼーっとしよう。


5月4・5日、ナボイでウズベキスタンの文化祭が開催されました。


年に1回どこかで開かれるもので、今まではブハラやタシケント、

ヒヴァ、カラカルパクスタン共和国などで開かれていたよう。


んで、今年は世界遺産候補でもあるナボイのサルミッシュで。


お祭りの概要もよく調べずに行ったものの、大変興味深いお祭り

でした。



会場までのシャトルバス乗り場では、案の定大混乱。


ウズベキスタンの過ごし方



会場はどーんと開かれた場所で、端から端までが本当に広い。

混線してて、電波もなく、1人はぐれ危うく迷子になるところだった。


ウズベキスタンの過ごし方


伝わりにくい写真だね、まったく。

頑張りマス・・・



1日目


・各地域の衣装をまとった人たちの踊りのパレード

・闘鶏

・クラッシュと呼ばれる国技              

 (柔道に似ている)

                                 などなど。


各地域、特色があって見応えあった。

中央アジアのど真ん中、本当にあちこちでいろいろ違う。

ウズベキスタンの過ごし方

ウズベキスタンの過ごし方

ウズベキスタンの過ごし方



ウズベキスタンの過ごし方


特にカラパクの衣装は真っ赤で、晴天によく映えた。


ウズベキスタンの過ごし方



これはホラズム。

 

ウズベキスタンの過ごし方


各ブースで踊りを紹介しているなか、ホラズムは一番人気だった。

さすがです。


ウズベキスタンの過ごし方


ん。わかりにくいですね(笑)

人だかりの中心にホラズムの踊り子さんがいます。





闘鶏。


ウズベキスタンの過ごし方


闘う鶏の顔がもう完全にファイターでした。

目つきがね、ヤバい。


ウズベキスタンの過ごし方


つつき合って、体中から血がにじんでいます。

ウズベキスタンの過ごし方



飼い主が闘いの合間に体中に水をふきかけ、口移しで水を飲ませ

傷ついた体を拭いてあげる。

鶏も言うことを聞く。


まるで心が通じているようでした。


戦利品の羊と鶏。


ウズベキスタンの過ごし方




なにかと今回の景品になっていた羊たち。

まわりの空気はおかまいなく、のーんびり草を食んだり、

寝転がったりしていました。


ウズベキスタンの過ごし方





シャシリク(串焼き肉)とオシュ(油の炊き込みご飯風)の出店。


ウズベキスタンの過ごし方


ウズベキスタンの過ごし方


他の料理はないのかってくらい、この2点でみんなお店出してた。




民芸品ブース。


ウズベキスタンの過ごし方

ウズベキスタンの過ごし方

ウズベキスタンの過ごし方

外国人旅行者の多いサマルやタシケントなどからは、比較的

おしゃれなものも出されていた。




国技のクラッシュ。
柔道に似てるけど、違う。

ウズベキスタンの過ごし方

これもわかりにくいなぁ…



こんな感じで1日目は終了。


寝不足と迷子で歩き回った疲労から、この日はばたんきゅーやった。











病院は数々のドラマが生まれる場所。


日本にいても、ウズベキスタンにいてもそれは同じ。


それだけ人の生死に色濃く関わっているので、

当たり前といえば、当たり前。




今日は朝からある一人の男性の話でもちきりでした。


国籍:タジキスタン


飛行機でロシアに向かう途中に容体が悪化し、うちの配属先の病院に

救急搬送。


意識不明、脈もなし。


レントゲンで腹部全般に大量の異物を確認。




ヘロインの密輸です。




体内に忍ばせて密輸する。

耳にしたことはあったけど、こんな身近に感じるなんて思いもしなかった。


すぐに緊急手術となり、取り出されたヘロインは親指大のものが135個。



目の前に並んだヘロインの数々はまるでテレビのワンシーンのよう。



飲み込んだ後、ビニールがとれて、体内に吸収されたらしい。


患者さんは助からずに亡くなる可能性が非常に高い。



目の前に並ぶヘロインの数々と、今にも死にそうな患者さん。


なんだかねぇ。



なにを思いながら飲み込んだんだろう。


何がそうさせたんだろう。






【ヘロイン】  


現存するあらゆる薬物の中で「快」の面でも「悪」の面でも最も高峰に

位置するものとして、「薬物の王者」の代名詞を持つ。


『人間の経験しうるあらゆる状態の中で、ほかの如何なるものを

もってしても得られない最高の状態』


『地獄そのもの以外の何でもない』





そういや、前にJICA地球ひろばに行ったとき、誰か言ってたなぁ。



「子ども兵士」


まだ何も知らない幼い少年たちを誘拐、もしくは買い取り、

麻薬漬けにして、人を殺させる。


少年たちは禁断症状に苦しみ、人を殺した罪悪感にさいなまれる。



「臓器売買」


これも子どもたちを誘拐、または買い取り、臓器だけ取り除いて

道端に無残な姿で捨てられる。




そして、もっと恐ろしいことに「赤ちゃん工場」まであるらしい…


人身売買用の子どもを作り出すため。


赤ちゃん一人1万5千円也。


子どもたちは、物乞いし、労働力となり、犯罪の手先となり、

性奴隷になり、臓器売買させられる…





おかしな世の中…





あー、話が逸れた。



今日は久し振りに「ナイロビの蜂」を見ることにするわ。


そんな気分。