キャラバン終了した翌日、メフモンに行ってきました。


これもなかなか人とのつながりが面白く、


タシケント活動する看護師隊員のNさんが、配属先の病院で

看護していた患者さんがホラズム州ヒヴァ出身だった。


その患者さんの旦那さんの友達が、うちの働く配属先の病院の外科医

だった。


ということで、Nさんがホラズムに来るのであれば、ぜひお会いしましょうと。


総勢14名の小団体。


日本人JOCV7名。

ウズ人7名。


・心臓の手術を受けた患者さんとそのダンナ。

・ダンナの友人である外科ドクター2名

・ダンナの弟子

・運転手たち


などなど。



まずは、ヒヴァならではの鯉のフライ。


ヒヴァには小さな湖が点在しています。

澄んだ水ではないものの、水のある風景は非常に癒し。


ヒヴァへメフモンと言えば、大抵湖のほとりで鯉のフライをもてなすのが

経験上、一般的なよう。


ウズベキスタンの過ごし方


ウズベキスタンの過ごし方


そういや、日本にいるとき、鯉を食べるなんて思いもしなかった…



そして、トゥルクメニスタンとの国境緩衝地帯に。

この10km先がトゥルクメ。


ウズベキスタンの過ごし方



「国境。立ち入り禁止!」の立札があります。


ウズベキスタンの過ごし方



カラクム砂漠。


ウズベキスタンの過ごし方




とかげ。


ウズベキスタンの過ごし方




そのなかに小さな川や小さな湖が点在。

すかっと晴れた晴天とよく似合い、とても素敵な景色。



お酒も入り、メフモンもたくさん。

みんなご機嫌。


ウズベキスタンの過ごし方


ウズベキスタンの過ごし方



歓声をあげ、まるで大きな子どもたちだった。

なんてウズベクの人たちはお茶目なんだろう…




そして、ヒヴァへ。

時間もなく、疲れも出ていたので、お勧めの場所だけ見てさっと帰ることに。



馬車や押し車の後が道に残っている。

ウズベキスタンの過ごし方


ハーンの執務室兼、4人の奥さんの部屋があるタシュハウリ。


ウズベキスタンの過ごし方



ちなみにうちがヒヴァで好きな景色や場所。


・夕暮れ時の見張り台から見るヒヴァの町並み。

・夕暮れ時のジュマモスク

・すかっと青空のタシュハウリ

・南門付近のお墓や一般市民の生活が分かる通り。

・氷点下が続く真冬の石畳。


これらはほんとお勧め。素朴で、そしてどこか趣がある。



ハードな1日を終え、最後空港でみんなを見送ったとき、さみしかったなぁ。


まぁ、またすぐナボイで会えるけどwww


ほいな!



今年に入り、コツコツと準備を進めてきた医療キャラバン。

タシケントの分は今月頭に無事に終え、いよいよホラズム。



キャラバンを思いついた当初は自分の配属先の病院と、

もうひとつどこか看護専門学校でやってみようと非常に安易な気持ち

でいました。


ただ単に看護学校を見学したかった。

その興味本位で。


それが、やっぱり話を進めるにあたり簡単には済まず、

保健省ホラズム支部や看護協会ホラズム支部を巻き込む羽目に…


そして、なぜかヒヴァとウルゲンチの医療専門学校の2か所でも開催

することになり、周辺地域の看護部長らも参加するという大げさな

ものになりました。


普段活動しているところでもなく、まったくの知らない場所でのセミナー。

無事に進めることができるのか、最後まで不安でした。




が、しかし。


ふどがしゅくる。無事に終わりました。





飛行機の突然の変更があり、自分の配属先でのセミナーはやむなく断念

したものの、ほか2か所のセミナーについては、自分のなかでは100点です。


欲を言えば、こうすれば良かった、ああすれば良かったときりのないもの

ですが、思い出してみても「楽しかった!」が一番にくるので、100点です。



感謝したい人、挙げたらきりがない。

みんなのおかげさまだと心底思う。




やって良かった。


やれて良かった。





そして、これはあくまでもきっかけのセミナーにすぎず、自分がこれを

どう活かすかだなぁ。



残り5か月。



いやー、でも良い季節になったから、ちょっとお出かけもしたいしなぁ(笑)

ということで、さっそく来週末、年に1度のウズの伝統お祭りに出かけます。


今年はナボイのサルミッシュ。


こちらはユネスコも介入していて、現在、世界遺産の候補にもあがっている所。

お楽しみに~



あっ、キャラバン写真はまた後日…








「こんくるす。1」の流れから…



今日、朝イチ部長から「あけみ、コンクルス行きなさい」という電話で

起こされた。


ちらりとローザさんたちに「コンクルスにおいで」と言われていたものの、

しらーっと逃げを決めていました。


しかし、そうは「ふど」がさせなかったんでしょうね。


普段はすっぴんで仕事に行ってるので、時間に余裕がなく、

朝ごはん抜きで化粧して「コンクルス」会場へ。




いやー。この「コンクルス」はすごかった。

本気度がビシビシ伝わってきた。


会場はウルゲンチ市内にある「音楽を中心とした芸術の学校」です。


始まりはオーケストラから。


ウズベキスタンの過ごし方


ウズの伝統楽器とバイオリン、チェロなどの融合。面白かった。

でもしゃんしゃん鳴るシンバルの感じが少しロシアちっく。


そして、9名の出場者。


ウズベキスタンの過ごし方


今日は白衣に白のヒールとちょっと不思議な組み合わせだけど、

みんなピシッと決めてました。



この「コンクルス」大きく5つの分野で競います。


1・自己アピール

2・医学的な知識について

3・国について

4・先日の実技

5・自由課題




1・自己アピール


ウズベキスタンの過ごし方


ウズベキスタンの過ごし方


ウズベキスタンの過ごし方


自己アピールから、みんなの力の入れ方が良く伝わってきました。

各地域をあげて選抜看護師を応援しています。

みんな完璧に練習してきたのでしょう、まったく滞りなく上手。




2・医学的な知識について


ウズベキスタンの過ごし方


くじをひいてその紙に書かれた質問に答えるというもの。

肝炎やボツリヌス菌、エイズなどウズで旬なテーマから、

解剖学についてまで幅広かった。


この分野は9人中まともに答えたのはたったの2名。

あとは分からなくなって黙ってしまい、挙句、プイッとステージの裾へ

逃げていってしまいました。

「分かりません。もう一度勉強し直します」とか言えないのか?

この態度はちょっと良くなかった。




3・国について


これはウズに生まれたからには、みんなほぼ完ぺき。

でも何年何月にどのような大統領令が出されたかについては、

ちょっと年数間違うと、観客がブツブツ言ってるのが面白かった。

「じんれ。違うわよ、〇年〇月よ」とかね。




4・先日の実技


先日の実技ビデオを放映して、審査員からのコメント。

まだまだ知識が足りない。これはしっかり勉強してほしいと。

そうそう!もっと言って~と心で旗振り。



競技の合間合間に、芸術学校の学生たちによる出し物。


ピアノ弾いたり、大人さながらの色気で歌ってみたり、

ダンスを披露したり。


ウズベキスタンの過ごし方


ウズベキスタンの過ごし方


ウズベキスタンの過ごし方

この瞬間、会場大爆笑。

勢い余って靴がすこーんと抜けてしまったようです。

でも、プロ。

さっともう片方も脱いで、平然と踊る。すごい。



そして、このちびっこ。

ホラズムの必ずウケる曲を歌ってくれた。
うちもこの曲がかかるとテンションあがります。


ウズベキスタンの過ごし方


観客もたまらなく踊りだす。

ウズのこの雰囲気は好きです。


ウズベキスタンの過ごし方


みんなほんとに踊りが日常。

乗合タクシー乗ってても、ウケる曲ではみんなリズムとったりしてる

もんなぁ。


そして、最後。


5・自由課題


これは写真を見てもらうと分かるんだけど、みんなほんとに看護師?

って思うぐらい芸達者!!!


ベリーダンスやインドの踊り、歌に踊りに寸劇、コントなどなど。



ウズベキスタンの過ごし方

ウズベキスタンの過ごし方

ウズベキスタンの過ごし方

ウズベキスタンの過ごし方




判定。


ウズベキスタンの過ごし方


そして、見事1位に輝いたのは、真ん中の彼女。


ウズベキスタンの過ごし方




みんなこの日のためにどれだけの時間を費やし、

どれだけのお金をかけたんだろう…



感想としたら…



1と5の分野を中心とした文化祭でした。



どうであれ、本当にすごかった。



でも。


でもね。


肝心な看護師としての心をもっと大事にしてね。


それだけが気がかりです。