十干というのは「甲乙丙丁戊己庚辛壬癸」の10個のことです、この十干の持つ性質については以前ブログで書きました。
最近は十干が表す方角について書いています。
東洋医学では、十干や十二支を使って方角を表すことがあります。
十干のうちの8つと十二支と八卦の半分を使って24の方角を表す方法です。
これを「二十四方」というのですが、この「二十四方」は東洋医学の気候の変化を見るときに関係してきます。
その中で、十干の中の「癸」ですが、「癸」は十干の中では最後の文字です。
その「癸」が表す方角は北より少し東寄りの位置になります。
十二支の方角を解説したときに時計を使ったのですが、この「癸」の方角を時計で表すと、時計の12を北、6を南としたときに、時計の数字の12と1の間が「癸」の方角となります。
わかりにくいですかね?(笑)
時計の12を北とする時計の数字の12の位置が「子」の方角、時計の1の数字のところが「丑」の方角になります。
「子」の方角と「丑」の方角の間は30°の開きがあります。
その間、北から東の方向へ15°移動したところが「癸」の方角となっています。
(図は伝統的な書物にのっとって南北が逆になっています)