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心理カウンセラーの井上太一です。

なさんは、「メタ認知」という音葉をご存知でしょうか?

メタ認知】

アメリカの心理学者ジョン・H・フラベル定義した用語で、「自分の認知活動を客観的にとらえること」を指す。

自分自身について客観的に認識し分析することに加えて、自分自身をコントロールでき、冷静な判断や行動ができる能力までを含めて、メタ認知能力と呼ばれる。⁡

 

 

 

 

「メタ認知」「メタ認知能力」は、もともとは心理学や脳科学などの分野で使われていた考え方ですが、近年はビジネス分野や、特に人材育成の分野などでも注目されてきています。

 

この考え方が注目されているということは、逆説的に考えると、メタ認知能力をもっと上げたほうがいい人が多い、もしくは自分はもっとメタ認知能力を上げたいと考える人が多いのかもしれませんね。

 

 

そういう視点で見ていくと、

自分自身を客観的にとらえることができず(もしくは苦手で)、自己中心的で、周囲の認識を把握できずに自分が正しいと思い込んでいる人って、けっこう多いのではないかと思います。皆さんの周囲にもいませんか?

たとえば、毎日のように、理不尽かつ一貫性のない業務指示を出してくる、メタ認知能力の低い上司がいるとしましょう。

 

 

 

こういうメタ認知能力の低い人は、自分自身を客観視できませんから、自分は能力が高い!と根拠なく思い込んでいることが往々にしてあります。

あなたは、それにほとほと困っているわけです。

指示が下りてくるたびにイライラし、感情を乱され、精神的なダメージを負ってしまうわけですよ。

へんに逆らうとかえって面倒なことになってしまいがちなので、仕方なくハイハイと受けてしまうことが多いとしましょう。

これは、相手のペースにそのまんま乗せられて業務をしている状態なので、二重に疲労すると思います。

 

 

 

そうではなく、ご自身を客観的に見つめ、

●いつもは感情的に疲れてしまうけれど、明らかに自分の業務とかけ離れている指示に対しては、試しに一度、冷静かつ論理的に断ってみようかな。

●この部分は、知識が豊富なサトウさんに応援を頼むとしよう。

●これは優先順位が低いから、いったん受けておいて、後回しにすればいいや。

……なんていうふうに、自分をコントロールしながら、状況を的確にとらえた判断や生産的な行動が取りやすくなっていったとしたら、いいですよね。

メタ認知能力の低い人に対しては、それに振り回されることなく、

ご自身のより高いメタ認知能力で対抗していければいいかなと。

メタ認知能力が高いと、相手との距離感を客観的にとらえることができます。

また、周囲の人に対して偏見や思い込みを持たず、さまざまな考えや価値観を受け入れられるようになるため、同僚や部下、上司らとスムーズな連携をとりながら仕事を円滑に進められます。

 

 

 

 

このメタ認知能力は、トレーニングによって高めていくことが可能です。

ぼく自身もトレーニングした経験があり、(個人の感想としては)効果は本当に計り知れないですね。

感情やストレスのコントロールにもたいへん有効なため、

このトレーニングを、カウンセリングの時間に相談者さんに提供することも多いです。

興味のある方は、ご連絡いただければと思います。

(→この記事の一番下に、ぼくのメールアドレスを記載しております。)

 

 

では、今日はこのへんで。

お読みいただいて ありがとうございました。

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この記事を書いているのは…

井上 太一(いのうえ たいち)/心理カウンセラー

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