ご訪問ありがとうございます。
心理カウンセラーの井上太一です。
カウンセリングをおこなっている時、相談者さんに対して、
意図的に、かつ意表をつくタイミングで、以下のような質問をすることがあります。
「今晩寝ているうちに奇跡が起きて、あなたの抱えている問題がすべて解決したとします。
翌朝あなたは、問題がすべて解決したことを、どんなことから気づくと思いますか?」
これは、ミラクルクエスチョンと呼ばれる技法で、
ブリーフセラピー(短期療法)という心理療法でよく用いられるやり方です。
ぼくはけっこう、好んで使いますね、このミラクルクエスチョン。
「問題がすべて解決したら、何をやっている自分が想像できますか?」
——なんていうふうに、ちょっとアレンジを加えて用いることもしばしばあります。
質問そのものはやや抽象的で、相談者さんは
「??」という印象を受けると思うのですね。
この質問を発するのには理由があります。
問題を抱えている時、人間は問題があることが当たり前…という感覚に陥ってしまいがちです。
言い方を変えると、解決した状態をイメージすらできない状態に陥っているわけです。
したがって、「もし奇跡が起きたら」という突飛な仮定をすることで、
ざっくり言いますと、以下のような流れに持ち込むことを狙うわけです。
●問題およびその原因に焦点があたっている状態、いわば問題という泥沼にずぶずぶとはまっているような感覚をいったん脇に置く。
●そのうえで、問題が解決している自分の状態をイメージする。
●そのイメージした状態と現状の違いを明確にし、問題解決のための方策・手段を具体化することにつなげていく。
これを成功させるためには、相談者さんの想像力、イメージする力が必須になってきます。
イメージする潜在的な能力は、誰しも持っていらっしゃると思います。
ただ、慣れているか否かなどの理由で、かなり明確なイメージがわく人と、ぼんやりとしたイメージしかわかない人の差は出ると思います。
したがって、実際のカウンセリングにおいて(この方は、ややイメージすることに慣れていないかな…)と判断できた場合、
ぼくは「ミラクルクエスチョン」を用いるかなり前の段階から、相談者さんのイメージ力を喚起するような細かい質問を、緻密にまぶしたりしています。
そして、相談者さんにしてみると、あまり意味のないように思える質問も、ぼくとしては、必ず意図があって発しています。
ですから、相談者さんによっては、
(このカウンセラーは、なんでこんなことを聞くんだろう?)と疑問に感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、
あくまでぼく個人の願望としては、
「なんだかおしゃべりをしているうちに、問題解決のための方法が見つかっちゃった」と、相談者さんに言わせたいのですよ(笑)
「なんだ、カウンセラーに相談しなくても、自分で解決できるじゃないか…」と思わせたい、言わせたい……。
そこに到達させるのが、本当のプロの技のように思うのです。
☆
ミラクルクエスチョンとは、少し異なりますが、
「ちょっと先の自分」をイメージしてみることは、積極的に試みていただくと良いと思いますね。
たとえば、あなたが会社員だとして、所属している部署の部長と決定的に馬が合わないとしましょう。
そんな時、
あ~、この先も永遠にこの部長の下でガマンを続けなくちゃいけないのか…
…とドヨドヨするのではなく、
会社に異動願を出して、それが通るとしたら次の定期人事異動のある10月だろうから、とりあえずそれまでは頑張ってみるか…。それでだめなら転職先を探そう。
…というふうに、期限を設定して考えてみることを、メンタルヘルス的にはおすすめします。
感じるストレスの度合いが変わってきますからね。
こうした時にも、新しい部署もしくは新しい職場でバリバリ仕事をしている自分をイメージできるか否かが、大きな差につながります。
「ああもう、忙しすぎて疲れすぎて、新しい部署で仕事に励む自分なんて想像すらできない……」という状態では、柔軟な思考や行動にはつながりにくいと思います。
☆
もう一つ例をあげますが、
ダイエットやスポーツのトレーニングなどでも、「ちょっと先の自分」をイメージしてみることはとても大事です。
いま取り組んでいるチャレンジに成功したら、自分は何を手にしているだろう?
…という具体的なイメージを描けるかどうかが、ポイントになってくる部分はかなり多いです。
いま、アジア大会が開催中ですね。
ああいうストイックな競技なども、イメージする力の、ある意味で究極の形だと思います。
表彰台に上がったアスリートたちは、おそらく100%、
勝った自分をイメージしてトレーニングや試合に臨んだと思います。
逆に言えば、「自分が勝っている姿なんて想像できない…」という状態の選手は、おそらく一人も表彰台には上がらなかった(上がれなかった)と思います。
「ちょっと先」の、
「ほしいもの・状況を手にしている自分」
「今よりも少し良い状態の自分」を、ぜひイメージしてみてください。
これ、30年後とかじゃなくて、
「ちょっと先」という、短めのスパンというのもポイントの一つです。
「ほしいもの・状況を手にしている自分」
「今よりも少し良い状態の自分」
…に到達するために、
さあ、今すべきことは何でしょう?
必要に応じて、カウンセラーを上手に活用してくださいね。
カウンセリングをご希望の方は、この記事下にリンクを貼ってあるメールアドレス宛てにご連絡ください。
**************************************************************
この記事を書いているのは…
井上 太一(いのうえ たいち)/ 心理カウンセラー
プロフィール
https://profile.ameba.jp/ameba/taichi1340
インスタグラム
https://www.instagram.com/taichi_counselor/
(ユーザーネーム: taichi_counselor)
フェイスブック
https://www.facebook.com/taichi.inoue.148
カウンセリングや講座・研修などのお問い合わせは
こちらまでお願いします。
↓↓
メール: taichi.counselor@gmail.com
※メールをお送りいただく際、必ず件名を入力してください。
※オンラインのカウンセリングもおこない、全国対応しています。
**************************************************************



























