こんにちは!

心理カウンセラーの井上太一です。

 

 

 

職場でメガネ禁止される女性たち。「まるでマネキン」受け付けから看護師まで

という記事↑↑をネットで見ました。

 

 

百貨店の受付、ショールーム、ホテル宴会場の接客、美容クリニックの看護師などの仕事に就く女性たちが、華やかなイメージを「演出」するためにメガネは禁止、ヘアスタイル、メイクなどにも細かなルールが設けられ、まるでマネキンであることを求められている――という内容でした。

 

 

 

まず、こういった組織の経営者のピンボケぶりに、率直に驚きましたね。

 

ぼくが中学生の頃、生活指導の教諭が女子生徒のスカート丈を竹製の定規で計測して「校則違反だ!」と騒いでいたのを思い出します。

 

まあ、そのくらい低レベルだなあと、個人的には思いますね。

 

 

 

 



 

 

 

もう一つ、百貨店なりホテル宴会場なり美容クリニックなりのサービスを利用するにあたり、そうした華やかさを求める消費者がいったいどのくらいいるのか? ということです。

 



ぼく個人は それは少数派だと思うのですが、もしそうしたデータも取らずにメガネ禁止!なんていうルールを頑なに守っているとしたら、「お客様目線」とか「顧客第一主義」といったスローガンそのものが単なるお題目ということになります。

 

 

 

 

 

 



 

 

人間は誰しも、他人の目を気にして生きている部分が、少なからずあるでしょう。

 



そして 周囲の人の目を気にして、本当の自分ではない、期待されている人間像、いわば見せかけの自分を「演じてしまう」部分は、多少はあるかもしれません。

 

 



しかし、演じすぎているうちに、見せかけの自分を本当の自分であると思い込んでしまうことが、起こりえます。

 



心理学の専門用語ではこれを「心理的不適応状態」と呼ぶのですが、これが長く続き、本当の自分がよく分からない――という状態が続いたとしたら……。

 

 

 

 

 

 

 

一生懸命演じているにもかかわらず、それに対してダメ出しされると、

「本当の自分を分かってもらえない悔しさ」ではなく、

「うまく演じられない自分に腹が立つ、情けない」…という感情が芽生えたりするわけですね。

 



 

これは精神的、心理的に、マイナスのことしかないと思います。

 

ひどい場合は、なんらかの心の病気を患ってしまうのでないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 



演じすぎて、本当の自分の感情に気づけない状態の方が、カウンセリングにお見えになることもしばしばです。

 

 

 

今一度、「自分らしさ」とは何なのか、じっくり考えてみていただきたいですね。

 

 



何をしている時・何ができている時、自分は充実感を感じているのか……という視点でご自身に向き合ってみると良いかもしれません。

 

 

 

そうした頭と心の整理は、心理カウンセリングを活用することで加速することも多いです。

 



 

 

 

 

  

では、今日はこのへんで。

お読みいただいて ありがとうございました。

 

 

 

 

 

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この記事を書いているのは…

 

井上 太一(いのうえ たいち)/ 心理カウンセラー

 

 

 

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