パトカーが黒邪鬼のニンニク+テキーラ+ウォッカの屁で引火してしまい……!
鬼達は一斉に逃げ出しかけると、
「こらー! 待ちなさい!」
警察官がこちらに走って来ようとしたので、
「ヤバイ! 追いかけてくる!」
鴨生は慌てた。
「しつけえなー」と赤邪鬼。
「よしっ! みんな来い!」
と青邪鬼が言うと、黒邪鬼、黄邪鬼も集まり……
そして一斉に鬼達は息を思い切り吹いた。
「わ~~~~~~!」
警察官達は鬼達の吹きかける息に思い切り見えなくなるまで吹っ飛ばされて……!
ついでに引火したパトカーを見事に鎮火した。
「ワ~~スゲエ~~」
鴨生は棒読みで言っていた。
「もしかしてみんな風神とか?」と鴨生。
するとみんなは口を揃えて、
「風神? 風神と雷神はオレ達の親戚だ!」
と言い放ち鴨生は、
「ええ~~~~!? 親戚って……どういう?」
思わずとどろいた!
「オレ達は地の神……だったんだが、封印されてしまったんだよ(魔界へ)」
青邪鬼が言った。
あ~~だからか~~、一応神? だから羅門は何か叶えてやるなんて言えるわけかって……
「あっ! 本当に…! それより羅門さんはどこへ?」
脱線しまくり、やっと本線へ戻る。
そしてみんなで手分けをして探すことになり、しばらくしてから、
「お~~い! みんなこっち! こっち!」
緑邪鬼が公園の入り口からみんなを手招きして、呼んで……
何だろう? とそれぞれ緑邪鬼の元へ集結すると、
「どうしました?」
と鴨生が言うと、緑邪鬼がその言葉に反応して指をさした。
その指の先を見ると……羅門がいて、そして!
鴨生をはじめ、みんなは驚く!
「わ~~! 首領が男の子と鬼だけに鬼ごっこしてる~~! しかも追いかけられてる~~!」
羅門は楽しそうに男の子に追いかけられていた。
まさかの逆鬼ごっこ……
みんなその姿に一斉にあ然とするしかなくて……
続き