スナック退去、揉めるし見落とすしのお話 | クワガタ・カブト ドタバタ親子日記と不動産管理 令和編

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大阪を中心に不動産投資と管理を行っています。この10年以上は物件の購入ばかりで、管理物件と借り入れが激増。賃貸マンション・オフィス・店舗・倉庫など、約800の店子さん相手に毎日奮闘しています

とある日

 

賃貸担当君「ちょっと困ってまして」

 

私「どうしたの」

 

相手は当社で唯一のスナック物件

 

親父の代で購入した物件、購入時からの入居テナント

 

今のママさんは、先代のママさんから店を引き継いで営業してます

 

この時、店を引き継ぐ契約業務は私がやりました

 

それから数年後

 

色々あって店を閉める事になって、賃貸担当君が明け渡しの打ち合わせをしてました

 

賃貸担当君「明け渡し状況が約束と違うと言ってます」

 

私「思ってた通りの展開やな」

 

引き継いだ時の店は退去時に揉める場合があります

(相手が2代にわたるため、記憶の混同が生じます)

 

なので、2代目のママさんに引き継ぐときに資産区分の表を作成

 

退去時は、お部屋はスケルトンで返却することと説明して、押印ももらってます

 

きっちりしておかないと揉めると思って契約書を作成しました

 

私「契約書に書いてるがな」

 

賃貸担当君「それが、説明もされずにいきなり印鑑を押すことを強要された、こんな説明は受けてないと言われています」

 

私「何を言ってるんだか」

 

私は、この業界で約30年

 

色んなトラブルを見てきました

 

今回は、きちんとしとかないと揉めると思い

 

・事前に契約書を渡す

・当日の説明をする

・特に揉める明け渡しについて念入りに説明

・納得した上で押印

 

をしました、よく覚えています

 

こちらがきちんとしてても揉めています

(なんでやねん)

 

その後、話し合いは平行線、私は一歩も引きません

 

契約書を履行してくださいと伝えます

 

・・・・・・

 

数日後

 

事務員さん「TAIさん、スナックの前のママから電話です」

 

なんの用事や、電話にでます

 

私「もしもし、TAIです」

 

先代のママ「あんた、あの子(2代目ママ)にヒドイことしてるそうやないの、私に泣きながら電話してきたで」

 

私「はぁ、それで」

 

先代のママ「どうなってるか説明して」

 

私「いや、○○さん(2代目ママ)から聞いてるんでしょ、あなたも契約引継ぎの現場にいたじゃないですか」

 

先代のママ「そもそも、あそこは前のオーナー(所有者)さんからスケルトンにしなくていいって言われてるの、だからスケルトンにしないといけないなんておかしいでしょ」

 

あ~、なるほど、だからこんなに揉めるんや

 

原因はこの人やな

 

色々と話がつながりました

 

2代目ママと初代ママは同じ事を言ってます

 

おそらくですが、2代目ママが引き継ぐ時に初代ママからスケルトンにしなくていいって聞いてたんでしょう

 

契約書の内容より、初代ママに言われた事が残っていて

(むしろ、契約書より初代ママの言う事が正しいと思いこんでる)

 

当社との交渉で『おかしい』と言って揉めてます

 

私「前のオーナーとあなた(先代ママ)の約束は私に関係ないでしょ、それに当社があの物件を購入した際にはそんな文言の入った書類は引き継いでませんよ」

 

書いてあったのは『原状に復する』だけです

 

先代ママ「あんた、そんな事いうの、あそこはね・・・・」

 

長い討論が始まります

 

なんで私の周りはこんなに揉めるのでしょうか

(少し続きます)

 

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