需要があるのか、親父の話の続きです
平成21年に私が呼ばれた時、いろんな取引先から聞いた親父の評判は
『厳しい・シビア・えげつない・キツイ・冷たい・頭が良い・ケチ』などです
総じて、数字に厳しいタフな交渉相手のような評価でした
親父の自慢は、オイルショック・バブル・リーマンの3度の不景気を乗り切ったこと
昔の同業で3回の不景気を乗り切った業者は少ない、ほぼ倒産してると言ってます
ただ、同じ業態だけでは長い期間は生き残れない
瓦産業⇒建売⇒賃貸業と3回の業態変化で生き残った、お前も賃貸業だけでは将来しんどいぞと言われてます
これからは農業と言ってます
ちなみに、これからの不動産業は伸びしろない、今の状況では投資するのは難しい
親父「不動産に投資するなら『乱』の時や、大手がしんどい時が買い時、平時や上昇局面は投資は控えろ」
景気が良い時に中小企業に良い物件なんか流れてこない
と言ってます
・・・・・
さて、ここまで書いて凄い人だと思われる人もいると思われますが、反面
家族に対しては良い父とは言えませんでした
覚えてる家族旅行は12歳の時に連れていってもらった『つくば万博』の1回だけです
運動会・学級参観・入学・卒業などの子供の行事は長男・次男ともに一度も参加してません
親子の会話もあまりなかったですし、家ではほとんどしゃべりません
そうしなければ事業に成功しなかったかわかりませんが、家庭的ではなかったです
ちなみに、私が中学生の時に母親から
母「あの人(親父)がお金なかったら、とっくに離婚してた」
と言われました・・・・
なので、私が親父の会社に入った時は嬉しかったそうですが
(長男は拒否しましたから、母から後で聞きました)
しかし、しばらく一緒に仕事をして
親父「お前の器量はわかった、たいした事はない、会社を潰すまでのバカではないが大きくはならん、孫に期待する」
と真顔で言われました
そんな父です
・・・・・・
余談ですが、私が小学生の時に犬を飼います
犬は家族に序列をつけます、みてたらこんな感じです
母→長男→犬→次男、そして親父⇒敵
家族を大事にしないので犬を可愛がることもしません、犬が吠えてうるさいと水をかけたり物を投げてました
そんな日々が続くと、犬は母と兄には尻尾を振り、私には飛び掛かってきて、親父には歯をだして唸ってました
しかし、敵対心をあらわにする犬をみて親父は喜んでました
親父に自分の事はと聞くと、『天邪鬼』と回答します
人が良いと言うことは疑い、皆が悪いという事に興味を持ちます
まあ、なかなか大変な人です、個性が強すぎて家族は大変です
身近なのでわかりませんが、一代で会社を興し潰さずにきたので、そこそこの人物ではあります
機会があれば、他の話も書いてみます
よろしければ「いいね」とクリックお願いします
この欄に最近のおすすめを掲載してます
将夜 戦乱の帝国
何気にみた中国ドラマですが、ハマってしまいました
60話ありますが1カ月かかって全話みました
U-NEXTでも視聴できます