一昨日、わしがコンサルさせてもらっている
TSハマモトの社長が
この度、広島同友会4支部青年部だけの
100名集まるイベントで
メインで話をすると言うので
その練習会を見に行ってきた
彼の会社に
コンサルという形で入ったのが
2009年の終わりだから
もう6年になる
その当時はまだ彼も
社長ではなく
先代の社長が作った会社だった
しかも、売上も
5億円くらいしかない
ごく普通の塗装屋さんだった
それが今では
20億円もの売上をたたき出している
わしがいつも言っている
年商1億円以下
社歴10年以下
社員数10人以下
この条件のどれかに属す
中小零細弱小家業の社長さんしか
わしは仕事をしない
っと言っているけど
そういう面では
ここだけ例外になっている
でも、6年前の
わしが初めてコンサルに入らせてもらったときは
売上は5億円
社歴は40年
あったけど
社員数が10名行くか行かないかだった
しかも、ほとんどの社員の人は
お父さんである社長の時からの社員さんで
2代目候補の彼よりも
年上の人ばかり
彼の直接部下と言える社員は
たったの3名くらいしかいなかった
でも、彼がこの先
社長として会社をやっていく上で
この3名の社員教育がないと
会社なんてうまく行くわけがない
だから、若手会議と称して
彼とこの3名の社員で
月に一度の会議をやるようにした
その時にわしに
コンサル依頼をしてくれた
2009年と言ったら
まだわし自身も
こんなに全国でセミナーやったり
しているようなこともなかったし
コンサルとしての実績も
ほぼ無いに等しかった
でも、その彼が
わしに何を期待してくれたかというと
わしの得意とする
社長と社員の溝を埋める
ブリッジコンサルという技術
これは、どういうコンサルかというと
一言で言うと
社長の気持ちの代弁者
社長が社員に言う言葉には
強制力が強くなり
社員は、やらされた感が強くなる
でも社長としては
社員には自分で考えて
自分の足で動いて欲しい
そう思っている
もうこの時点で
社長と社員の間に
感覚の違いという溝が出来ている
それを埋めるのが
このブリッジコンサル
だから、その当時は
彼とはよく打合せをした
そして彼の意向をくんで
彼のいないところで
社員の人達とは色々話をした
この図式を分かりやすく言うと
家族のような関係
お父さんが彼で
お母さんがわし
家にいる子供たち(社員)を
ガミガミ怒るのがわしの仕事で
お父さんである彼は
あまり多くを語らずドンと構えている
お母さん役であるわしは
社員である彼らを
シバキ倒すこともするが
会社に対するグチも聞いてやる
怒ったりほめたりを上手に使いながら
次期社長になる彼の意向を
彼に変わってうまく伝える
チームで言えば
副キャプテンという立ち位置
こういう副キャプテンがいないと
キャプテンが1人で
怒ったりなだめたりしないと
いけなくなる
社長が怒れば
それは強制になるし
社長が甘く接すると
社員はつけあがってくるし
これを両方手に入れるには
副キャプテンの存在が
必要不可欠なんです
一昨日、そんな彼の
練習発表を聞いたけど
2月20日にある本番当日
100名の若手経営者達が
彼の話を聞いて
今の20億の売上や
25名近くになった会社の規模を見て
すごいな~
って思うだろうが
そこには
たった3名からこぎ出し
途中には4000万円の赤字も出したり
決して順風満帆ではなかったことも
感じ取って欲しい
ただ、彼がうまかったのは
人との関係性の作り方
これに関しては
メチャクチャ長けた才能を持っている
ぜひ、当日参加する青年部の人達は
彼のこういうところを
聞き逃さないようにして欲しい
そんなわしも
2012年には一旦
この会社のコンサルを離れた
それは、もう
わしの決めている
中小零細弱小家業じゃなくなっていたから
でも、2015年から
もう一度彼の会社の
コンサルを引き受けている
それはなぜか
たった3人の社員と
社長とわしでで始めた若手会議も
今では5,6名のチームを3つ作り
社員だけで会議をするようになった
社長がいなくても
何をしなければいけないかを
社員だけで考えながら動くようになった
そんな社員の彼らが
わしにもう一度見て欲しい
という依頼をしてくれたから
コンサルタントとしての依頼を
社長じゃなく
そこの社員が依頼をしてくれる
正直、ブチ嬉しかったよ
普通、あり得んと思うよ
そして今は
彼らの成長を目の当たりにし
もっと大きな組織にしようと
わしも尽力させてもらっている
そんな結束力のある
社員を作った彼の話を
ぜひ聞き逃さないようにして欲しい
ただ
彼の本当の良さが出るのは
懇親会からじゃけ
絶体に懇親会で
彼のもっと深い話を聞いてみて!
ほんじゃまた