先日の尾道同友会で
講演させてもらったときに
その一番のきっかけはなに
っというテーマで
グループ討論をしてもらったんじゃけど
2代目のような後継者の人たちからは
今の仕事をしようと思ったきっかけなんて
生まれたときから決まっていたから
正直言うと
やりたい仕事ではなかった
こんな声が出ていた
じゃ、自分がやりたい仕事に
職替えをすれば良いじゃん
って聞いてみると
今のお客さんに迷惑がかかるので
それが出来ないんです
っと・・・
じゃ、迷惑がかからんかったら
今すぐにでも辞められるのか・・・
たぶん答えはノーじゃろう
結局、そこに危機感がないけ
今の現状に流されるまま生きとる
もっと自分の人生なんじゃけ
家業を継ごうが継ぐまいが
覚悟を持ってやって欲しい
そんな時に中国新聞に
こんな記事が載っていた
これは大崎下島という所にある
新光時計という時計屋さん
この時計屋さん
大崎下島という随分田舎にありながら
どんな時計でも修理をするという名人として
多くのメデイアにも取り上げられ
全国や海外からの依頼が多く
早くても半年から1年待ちの状態らしい
そんな新光時計店に
5代目として息子が帰ってきたらしい
妻と1歳の子供を連れて
帰るにあたって
息子の家庭の中でも
色々あったに違いない
奥さんがどこの出身かまでは書いてなかったけど
大崎下島の御手洗地区といえば
江戸時代の潮待ち湊の風情が残る
景観は相当に良いところじゃけど
しかし、都会の便利さからは
相当かけ離れる
そんな場所に
嫁さんを連れてくる
まずはここに大きなハードルがある
本人だけじゃなく
家族全員の『覚悟』が必要となる
でも今では
「作業を終えると疲労困憊になる。
でも、サラリーマンの時代より収入は減ったけど
やりがいは大きい
自分の腕だけで働いた分が収入になる。
子供に働く姿を見せられる」
っと、充実した毎日を語っていた
やるからには
覚悟を持って
その仕事にやりがいを持って
取り組んで欲しい
目の前のお客さんに迷惑がかかるから
そんな理由じゃったら
たぶんその目の前のお客さんは
アナタがいなくても
以外に困らんと思うよ
なぜなら
現状維持しか考えていない担当者に
わしが客じゃったら
なんの魅力も感じんけ
もっと仕事にやりがいを持って
前向きにとらえてくれる人の方が
おもしろい提案をしてくれそうじゃん
後継者の人たち
どうせ継いでいかんといけん運命なら
自分のやりたいように
もっと前向きにとらえ
アナタ流のやり方でやって欲しい
ほんじゃまた