vol.1173
先日、できる社長たちと会話していると
「最近、経営することに疲れてきた・・・」
こんな話で盛上った。
人間誰しも
会社経営を10年以上もやってくると
正直、飽きがやってくる
これは、儲かっている
儲かっていないは関係なく
誰にでもやってくる。
ただその時点で儲かっていなければ
飽きただの、疲れただの
言っている暇はないだけで
人間である以上
同じ事を10年も繰り返してくると
飽きて当然じゃと思う。
だから、会社経営を
20年も30年もやっているような社長さんは
少なくとも、2~3回は
全てを投げ捨てて
ハワイにでも逃避行しようと思った事はあるはず。
わしは今年で21年やっているけど
わしの場合は、2~3回どころの話じゃない・・・
すべて捨てて
どっか遠くに逃げたろうか
なんて、毎日のように考えとった。
まぁ~わしの“逃げたい”というのと
彼らの言う“飽きた”というのを
同じにしちゃいけんけど・・・
彼らの言う“飽きた”とは
自分自身にとって
刺激がなくなってきている
そういう意味じゃと思う。
元々ができる社長たちなので
その1点にかける
集中力や行動力はハンパじゃない
だから業績を伸ばしてきたんじゃと思う。
でも、ここに来て
その本来のポテンシャルを
発揮したくなるような
刺激が少なくなっているんじゃろう。
そりゃ、しょうがないよ・・・
長年同じ事を繰り返しとるんじゃけ・・・
でも、ずっとそんな事も言っとれん
飽きる事から解放されるには
イノベーション = 変革
これしかない
今まで、社長が先頭を走って来たのなら
これからは、社員に先頭を走らせてみるとか
もっと分かりやすく言えば・・・
今まで社長が、舞台の中心で主役を演じて
それを見たい観客が集まっていた。
いわゆる、カリスマ的な俳優
これをイノベーションするなら
自らは舞台から降りて
新しい俳優を使って
興行力のある舞台を作り上げる
監督になってみる。
これくらい立ち位置まで変えると
いままで舞台で演じていた時とは
まったく違う刺激が出てきて
本来持っているポテンシャルが
湧き出てくると思う。
俳優から監督へ
これくらい、まったく違うやり方をせんと
企業の存続は難しいのかも・・・
でも、わしが思うには
10年くらいで、一番利益も出していて
外部からの評価も良いときに
スパッーーーーーーーーーーーーーーと
売りさばいてしまうのも
これはこれで
1つの方法じゃと思う。
まぁ~どっちにしても
人間なんじゃけ、飽きもくる
それをコントロールするのも
社長の大事な仕事よね!
ほんじゃまた